みなさん突然ですが、「カレーの味がしないカレーライス」って食べたことありますか?
見た目はどうみてもカレーだし、中に入っている具材もほとんど変わらない。
ただ、食べてみると自分の知っているカレーの味がしないカレー。
具体的に言えば、カレーなのに「甘い」。カレーの甘口ではなく「甘い」カレーなんです。
「ほんとにカレーかよ」って思うかもしれませんが、カレーなんです。
先生は食べたことがあります。どんな時だったかというと、「普通のカレーが食べれない状態になった」ときです。

子どもの頃ですが、体調が悪くなってしまい病院に入院していた時期がありました。
その時に「塩分をたくさん含んだ食事はダメ」という制限があったんです。
ですから、出てくる食事はほとんど「辛くない」食事でした。
お醤油やマヨネーズも、普通のものより全然塩分を使ってないものだったり、スナック菓子やファーストフードなどは絶対禁止!!という感じでした。

そんな生活の中で出てきたのが、冒頭にあった「カレー味のしないカレー」です。
先生もカレーは大好きでしたが、いつもと違うこのカレーはとても好きになれるものではありませんでした。
ひょっとしたらみなさんの中にも同じような経験をした人がいるかもしれないですね。
今まで当たり前だったことが急にできなくなってしまったり、生活が変わったりしたことが。「怪我をして大好きなスポーツや習い事ができなくなった」とか「すごく仲の良かった友だちが急に転校していなくなった」など。

どうですか、こんな時どんな気持ちになりましたか。
悔しい思いをしたり、現実を受け入れることができなくて、なかなか立ち直ることができなかった人もいるかもしれませんね。
みんなには今夢中になっているもの、きっとありますよね。部活、趣味、友人と過ごす時間だったり、受験生はやっぱり「勉強」かな。
今やっていること、過ごしている時間についてもう一度考えてみませんか。
勉強や部活については「今の自分は一生懸命になれているのか」
友人関係や家族との悩みであれば「本当にこのままでいいのか」

大切なものから離れて本当に、今までの価値が分かる時もあります。
でも、もっと大切なことは「自分にとっての真の価値を理解しようとすること」ではないかと思います。
受験生は今、勉強でものすごくしんどいかもしれない。いやものすごく「不安」か。
勉強やいろんなことを両立させるのが、「正直きついな」って思っている人もひょっとしたらいるかもしれません。目の前にある現実に、必ず自分にとっての「価値」があるはずです。点数や順位以上に大切なことを見失ってしまわないようにして欲しいです。

ちなみに、カレーの話しには少し続きがあります。その時、お世話をしてくれた看護士さんの言葉が先生にとっては忘れらないのです。
「食事に使う塩分が限られた中で、どうやったらおいしい食事が作れるか。調理師や栄養士の先生は一生懸命考えて作ってくれてるんだよ。だから大切に食べようね」
しないで済むならしたくない経験でした。しかし、周りのたくさんの人が協力してくれたからこその今の自分。今思えば「1人じゃなかったんだ」と実感できた瞬間だったのかもしれませんね。

君達は、「日本理化学工業株式会社」という会社を知っていますか?

随分難しそうなことをしていそうな名前の会社ですが、この会社は、君達に関係のある、ある“もの”を作っている会社です。

それは≪チョーク≫です。
この会社は日本で一番チョークを作っている会社です。
ちなみに、「ダストレスチョーク」というのは、この会社のブランド品です。品質も最高です。

でも今回、先生がこの会社を取り上げるのは、いいチョークを作っているからではありません。

その理由とは、この会社の、実に約7割の社員が、知的障害者なのです。
君達の学校にも、特別学級みたいなクラスがあるところもあるかと思います。
この会社では、そういった学校にも通えなかったほどの重い障害をもつ方々も働いています。

しかし、初めからこの会社は、知的障害者の方を雇っていたわけではありません。
そのきっかけは、会社の近くにある養護学校の先生が、「自分の生徒を雇ってほしい」と訪ねてきたことだそうです。
最初、社長は断ったそうです。知的障害者の社員を雇う責任を負う自信がなかったのでしょう。
しかし、この養護学校の先生は、それから3度も訪ねてきました。
社長は、その熱意に押されて、「1週間だけなら」という期限付きで雇いました。
ちなみにその子は、女の子です。

最初は、周りの社員も戸惑いました。実際、仕事のスピードも遅かったし、ミスも多かったようです。
しかし、その女の子のくじけずに一生懸命に働く姿に、だんだん周りも心を動かされていったそうです。

そして、1週間の最終日・・・、周りの社員が社長に詰め寄りました。
「自分たちが面倒を見るので、この子をやめさせないでほしい。正社員にしてあげてほしい。」と。

社長はためらいました。
なにも社長は意地悪なわけではなく、社長とすれば、
「この子にとって、この会社で働くというのは、ハードルが高いのではないか?それなら、病院のベッドで周りの世話を受けながら暮らしていく方が幸せなのではないか?」
と思ったそうです。

しかし、実際は違いました。
ほかの誰よりも、その子自身が「やめたくない。これからも働かせてほしい。」と言ったそうです。

それを不思議に思った社長は、自分が日頃、親しくしているお坊さんに相談しました。
話を聞いたお坊さんは言いました。

「それは、そうですよ。なぜならば、人の幸せというのは4つあるからです。
①人に愛されること ②人にほめられること ③人の役に立つこと ④人に必要とされること
これらは、働く事によって得られることなのですから。」

以来、この社長は、色んなアイデアを出しながら、会社を知的障害者のみなさんに大勢働いてもらえる環境作りをしたそうです。
(この前の鳩山総理は、総理大臣のときにこの会社を見学したこともあるそうです。)

この話を知った先生は、とても反省しました。
今、自分の置かれている環境が当たり前であると思っていることに。

君達もこの話によって、何かしら感じてもらえば幸いです。

また、先ほど紹介した4つの幸せを、互いに与え合えるような関係を君達と作っていきたいと、先生は勝手に思っています。

自分の学校で確かめてみればいいかもしれませんね。
学校の先生方が使われているチョークが、「日本理化学工業株式会社」のものであるかどうかを。

みなさんは「カマス」を知っていますか。英語名の「バラクーダ」という呼び名でも知られており、塩焼きや干物、から揚げにするとおいしい魚です。中でも「オニカマス」という種類は180cmにもなり、水中で人が襲われたという記録もあるそうです。

そのカマスを使った有名な実験があります。
まず、大きな水槽を透明な板で仕切って、一方にはおなかを空かせたカマスの群れ、もう一方にはえさとなるイワシなどの小魚を放します。するとカマスたちはえさを食べようと、何度も何度も板に体当たりをはじめます。頭からぶつかって傷ついたりもしますが、ついにはあきらめておとなしくなってしまいます。

次に、水槽の中の透明な板をとってみます。自由にえさを食べはじめる…と思いきや、カマスたちはいっこうにえさを食べません。目の前を小魚が泳いでもまったく反応せず、最後にはそのまま餓死してしまうそうです。同じ実験を何度やってみても、同じ結果になるそうです。

さて、このかわいそうなカマスたちにえさを食べさせる方法があるのですが、わかりますか。

正解は…“別のカマスを一匹水槽に入れる”という方法です。たったそれだけのこと、と思うかもしれませんが、何も知らない新入りカマスが喜んでえさを食べている様子を見て、あきらめカマスたちもえさを食べ始めるそうです。

みなさんも毎日の勉強やスポーツの中で、思い通りにならなかったり、何度やってもうまくいかなかったりすることもあるでしょう。そんなとき、「できない」という“思い込み”=カマスの実験の“透明な板”なのです。本当は目の前にそんな板なんか無いのです。あきらめずに目の前の問題に飛びつく勇気が大切なのです。

苦しいとき、迷ったときは、みなさんの周りで一生懸命勉強や練習にはげんでいる友だちをみてまねをしてみることも大事です。新たな気持ちで取り組めば、新しい道が見えてくるはずです。そして次は、皆さん自身が周りの友だちに勇気を与える存在になってもらいたいと思います。

暑かった夏も終わり、ようやく秋らしくなってきましたね。秋は夏のように暑すぎず、冬のように寒すぎず、何をするにも集中 して取り組むことができますね。秋といえば、運動会。ほとんどの小中学校は、もう終わったのではないかと思いますが、どうだったでしょうか。中には、嬉し さのあまり、つい「ガッツポーズ」をした人もいるのではないでしょうか。

ところで、この「ガッツポーズ」という言葉、英語の辞書に載っていません。野球のナイターやテレビ業界で使われているゴールデンタイムなどと同じ和製英語 なのです。初めて言葉として使用されたのは、あるボーリング雑誌のコーナーの名前がその語源で、その特集コーナーでストライクを取った時のポーズをそう呼 んだとされています。

そして、それを世間に広く知らしめたのは、今は楽しいキャラでTV出演しているガッツ石松さん。昔は、ボクサーでした。今から36年前、WBC世界ライト 級タイトルマッチにて、チャンピオンのゴンザレス選手に鮮やかな8ラウンドKO勝ちで、念願の世界タイトルを獲得しました。コーナーポストに登って喜びを あらわにしている姿を、当時の新聞記者が「ガッツポーズ」と命名したそうです。

ボクシングの世界で、ライト級という階級はヘビー級に次ぐ歴史の古い階級。成人男性の平均体重に最も近い階級であることから、「世界的に最も選手層が厚い 階級」と言われており、石松選手が世界タイトルを獲得するまでは、日本人はおろか東洋人の誰ひとりとしてチャンピオンになっていませんでした。又、来日し たチャンピオンのゴンザレス選手は、2連続KO防衛中であり、今まで42戦のキャリアの中で11敗もしている石松選手に対する期待は皆無に近かったので す。
圧倒的不利が予想される中、石松選手は、自分の代名詞とも言われる「幻の右」で世界を制したのです。コーナーポストによじ登り、大喜びをしている石松選手。その姿が、「ガッツポーズ」と命名した記者の心に響いたのではないかと思います。

プロ野球やサッカーなどのスポーツの世界で、おなじみのガッツポーズ。喜びの表現方法のひとつとして、誰でも知っている言葉になっています。中には、見苦 しいまでの派手なパフォーマンスもありますが、自分に対して『やった!』という気持ちを素直に表現して自然に出てしまうガッツポーズは見ていてかっこいい ですよね。スポーツの世界だけでなく勉強に対しても同じです。来春入試を控えた受験生のみなさん、合格発表の日、かっこいいガッツポーズが自然に出てくる よう残された時間を悔いのないよう頑張っていきましょう。

私が最初に外国に出かけたのは1987年の夏。皆さんがまだ生まれていない頃のこと。その1年前、世界を震撼させソビエト連邦崩壊の一因ともなったチェルノブイリ原発事故でヨーロッパ、特にドイツの環境保護運動はどうなっているのだろう、という思いをもっての訪問でした。単身での海外旅行であり、ドイツ語どころか英語も満足にできなかったので、親友は心配して「その英語力では通用しないからやめとけ」とまで言われましたが、出かけることにしました。何故なら、やはり自分の目と耳で確かめたかったからです。

 最初の滞在先であるベルリンでドイツ人だけの集まりに出たときは、流石に萎縮してしまい、うまく交流できませんでした。特にヒヤリングが全然ダメ。それでも日を重ねるうちに英語を使うことに慣れてきて、時間と共に私の耳が英語耳になり、やがて夢の中でも英語で話すようになりました。
 半月ほどたった頃、北部の海岸の町に風力発電を見に行った際、海岸で一人の男の子と知り合いになりました。高校に通っており外国語は英語を選択しているというので、案内をお願いしました。風力発電は町の人がお金を出し合い、酪農家が土地を提供して実現したことを知りました。御礼に彼の兄さんが経営するレストランで夕食をご馳走しながら、あることを質問しました。あと10年ばかり経つと21世紀になるが次の世紀はどんな時代になると思うか、私はグローバルな時代になって世界はもっと人とモノが頻繁に行き交う社会が登場すると思うけど、君はどう思うか、と尋ねました。すると意外な反応でした。
 彼が言うには、それがどうしてそんな大変なのかわからない。自分達は小さな時から、外国へよく旅行し、友人も既に何カ国にもいるので、21世紀になったからといって特別な変化はないと思う、そんなことより、どうしたらトルコを始め外国から来た人たちとうまく暮らしていけるか、そのことが、この町にとって大きな課題だと思うと言いながら、使い古されたIDカードを見せてくれました。この夜、自分がいかに島国育ちであるかということを知りました。この町の格安チケットショップには、世界旅行のツアーが案内されていましたが、中国や韓国はあっても日本はありませんでした。店員に尋ねると「韓国までは陸続きだから格安な鉄道でいけるけど、日本には行けない」との答えでした。

 あれから23年たった。私のドイツ旅行から3年目にベルリンの壁は崩れソビエト連邦も無くなりEUが登場し、東ドイツ出身の女性政治家が統一ドイツの首相となって舵をきっている。失業率が高止まりする中、外国人排斥事件は後を絶たずネオナチと呼ばれる若者の増加も心配されている。一方で、既に電力のうち風力を含む再生可能エネルギーの占める割合は12%にも達し世界のトップクラスを走っている。あの日、海岸であった高校生は今、何処にいて何をしているだろうか?ドイツにとって一番の課題といった多文化(民族)共生について、どんな勉強をしているだろうか?国籍や民族の違う人々との間にどんな橋をかけているのだろうか。またドイツへ行く機会があったら、あの町を再び訪ねてみたいものだ。

 貴方なら外国の人に英語で「今、世界が共有する問題は何ですか?」と声をかけられたら、何と応えますか?英語力も必要ですが、それ以上に世界へのまなざしも必要ですよ。それと、外国語を口にする勇気(言う気)も必要。

今から話すことは、先生が自分自身にも言いつもいい聞かせることなんです。
先生だから何でもできるわけではないし、強いわけでもありません。
人間ですから、つらい時も、逃げたい時もあります。
でも、だからこそ人間なんです。
そんなつもりで聞いてください。

人は心に『天使と悪魔を抱いています。』
よく目標を立てよとか、ここまで頑張れとかいいます。先生もそんな話しをよくします。
でもできる人とできない人が、今はいます。
ではできる人と、できない人の差は何なのか考えてみたことはありますか?
能力だという人がいますが、そうではありません。

できない理由の多くは、時間がないとか、いまは必要でないとか、そんな言い訳をして自分を正当化しようとしている自分がいるのです。そうです。自分の中の悪魔がささやくのです。
『大丈夫だよ、お前だけではない。皆やれていないんだ。』と・・・。
その悪魔のささやきに自分自身を納得させることになるのです。

しかし、やりきる人は、悪魔のささやきの中で、天使の言葉が聞こえてくるのです。
『今やらなければどうする。それを成しえることが将来のお前にとって大切なんだ。』と・・・。
その言葉に奮起します。

要は、成すか、成さぬかは、自分の心の悪魔と天使のささやきから始まるのです。
よく心の葛藤といいますが、心の葛藤とは、このささやきをいうのですね。
みなさんは、悪魔とささやきと、天使のささやきのどちらを多く聞きますか?

何かを成せる人も悪魔のささやきがあるのですが、その時に『初心にかえったり、ライバルの頑張りを思い出したりしながら、悪魔のささやきを天使のささやきに変えているのです。

『成せば成る。成さねば成らぬ。成らぬは人の成さぬなりけり。』
この言葉はよくそれをあらわした言葉だといえるでしょう。

宿題をしている時によく『天使と悪魔』が会話しませんか?

二学期、運動会、などの行事で大変です。その時にこの話を思い出し、『成せば成る』と思いながら、悪魔のささやきに負けないように頑張って欲しいと思います。

みなさん、夏講習会はいかがでしたか。
思いっきり勉強をしましたか。
思いっきりの勉強を楽しみましたか。

皆さんは「同じ勉強をするなら効率がよい方がよい」と思ったことはありませんか。
ほとんどの人がそう思ったことがあるでしょう。
では、「効率のよい勉強ってどんな勉強だと考えますか」と聞かれるとどうでしょう。
その答えの中で一番多いのは「短時間(期間)で成績の上がる勉強」というものなのですが、「効率のよい勉強」とは本当はそうではありません。

「勉強の効率」とは、実は勉強するときの気持ちの持ち方にあります。
どんなことでもそうですが、後ろ向きな気持ちで行動しても、決して力にはなりません。
常に前向きな気持ちで取り組むこと、楽しく勉強に取り組むこと。これに勝る効率はありません。

要は気持ちの持ち方の問題なのです。
何かを成し遂げるためには、たくさんの努力を・一生懸命に努力をする必要があります。
しかし、その努力を楽しめるかどうかは、みなさんの気持ちの持ち方次第です。

講習会や合宿では思いっきり勉強しましたか。
思いっきりの勉強を楽しみましたか。
講習会や合宿では一生懸命勉強しましたか。
一生懸命勉強することを体全体で楽しみましたか。

中途半端にやっている人の元には勉強の面白さ・楽しさやってきません。
真剣に取り組んでいる人の心の中に、勉強の面白さ・楽しさが生まれてくるのです。

さぁ、2学期も思いっきりの勉強を力一杯楽しみましょう!!

最近はよくテレビの深夜番組でダイエット製品のテレビショッピングをしているよね。
君たちは育ちざかりだからダイエットなんてしなくてもいいんだけど・・・。
欧米では、肥満=自己管理ができない人っていう考え方もされるのよ。
最近では病院でもメタボ検診があったりしてね・・・「メタボ」って響きも嫌だよね。

「ダイエット」ってね、大切なのは「意思」と「継続力」なんです。

まず「意志」。ちょっと「身体が重いかな、スカートがきつくなっちゃった!」というくらいではダイエットはできない。すぐにお菓子の誘惑に負けてしまうか らね。 「う〜ん、今日だけはOK! 明日からダイエットしよう!」てな具合に。でも、お医者さまから「このままでは健康上危険です。ダイエットしないと 死にますよ。」とから言われたら、誰でも本気でダイエットするよね。
どれだけ切実な動機があるかってことですよ。

また、ダイエットのためにどんな高い器具を買っても、ダイエット食品を買っても、続けないと結果は出ないよね。3日間か絶食をしたら、体重を落とせるかも しれないけれど、それは健康的にもよくないし、リバウンドが待っているだけ。健康的にダイエットしようと思ったら、時間がかかる。1週間や2週間くらいの 食事制限や運動の努力では効果は出ない。ダイエットをはじめても1ヶ月や2ヶ月は結果は出ないものです。その結果がでない時期にも努力を継続することがで きるかどうかが「成功の鍵」なんだよね。3ヶ月くらい地道に努力しているとやっと少しずつ体重が落ち始める。3ヶ月って結構長いよね。この3ヶ月間がガマ ンできない人があまりにも多いのよ。深夜番組で連日連夜ダイエット特集しているということはそれだけダイエットしたいけれど、できない人が多いってことに 表れですよ。

毎日体重計に乗るけど、1グラムも動かない日が続くわけ・・・。たまには減らないどころか増えたりしてね。辛いよね。夜食や間食やお菓子をガマンしている のに効果がでない。自暴自棄になりたくもなる。今の努力が無駄なんじゃあないかとも思う。
それでもがんばっていると、3ヶ月くらい過ぎたある日、体重が落ち始める。ここまでがんばれたらしめたもの。体重計にのるたびに体重が減っているから、う れしい。成果が数字で表れるから頑張れるよね。このころになると、「痩せた?」なんて他人からも言われるようになる。ダイエットの好循環が始まるってわ け。

成績も同じだよね。頑張り始めて2〜3ヶ月は結果がでない。今までの努力は無駄だったのかとあきらめてしまう人も多い。夏にがんばった結果はまだ出ない よ。そうね、この頑張りを継続して、第2回のオープンに結果が出せらいいなって先生たちは思ってます。いくら夏にがんばってもここでプッツリ努力すること をやめたら、結果は出ないよ。

ところで話しは180度変わるけれど、体脂肪って知ってる?
身体の中に蓄えている脂肪のこと。
体脂肪率が高いってことは健康上ではもちろんいいことではないんだけれどね。
でも、もし天災がおこって食料の供給源を絶たれたら、体脂肪率の低い人と高い人とを比べたら科学的には体脂肪が高い人の方が生き延びる可能性が高いってこと。
ダイエットには逆行するけれど、この体脂肪を増やすにはどうしたらいいと思う?
お腹がいっぱいのときに、あと少し、あと少しってがんばって食べたら体脂肪っているのは増えるのよ。
(ダイエットの場合は逆。空腹感を感じないときに は絶対に食べない。お腹がすいてから食べる、これがダイエットの極意!)

じゃあ、勉強における体脂肪を増やすにはどうしたらいいと思う?
もうダメだ!と思ったときにもうひと頑張りするんです。それが血となり肉となるんですよ。だからこの夏、自己新記録を求めて勉強したことが必ず勉強の体脂 肪として貯まってきています。このもう少し!もう少し!の努力を少なくてもあと2ヶ月続けてみて! あと2ヶ月続けることができたら、それはもう習慣にな るからね、そうなれば必ず成績は上がります。

大切なのは、しっかりとした意思(動機)を持つこと。
結果は必ずついてくるから、結果が出なくても当たり前と思って最低3ヶ月は、あともう少し!あともう少しを続けていくことですね。

夏も後半に入りました。ニュースでは各地の猛暑が伝えられていましたね。
これがあと半年続いたらどうする?何かやる気が下がっていくよね。
もうすぐ涼しくなるだろうと思うから、暑さもガマンしようという気になれるね。

今日の中国地方の最高気温は34℃です。
ところで、世界の有名な都市はどうなのでしょう?
アメリカのニューヨークは最高気温32℃。結構高いね。
中国の北京は30℃。韓国のソウルは31℃。そんなに日本と変わらないね。
ではこのような都市の冬はどうかというと・・・そう、日本よりもうんと寒いんです。
このあたりでは冬に雪が積もるのは珍しいけれども、雪が道路に積もっているのは当たり前です。クリスマスにはツリーが埋まるぐらい雪が降ります。
こう見てみると、夏暑くて冬とても寒い、そういうところが大都市には多いんだね。

これには色んな理由があるけど、大きな理由の1つは、「人々が次の季節に備えて早めの準備をする」ということです。
服も買わないといけないし、食べ物も保存しておかなければいけませんね。暖房や家の修理もしておかなければいけないでしょうし、車のタイヤも替えないといけない。そこに物や人の流れが生まれて都市がだんだんと発展していくのです。つまり、暑さと寒さの両方があることは、人間にとっては良いことなのですね。
ずっと春や秋では気持ちが緩んで、明日でいいや明後日やろうとなってしまい、結局自分のためにはならない。もうすぐ寒い冬がやってくる、もうすぐあの猛暑がやってくると思えるから、できなくなる前に今やっておこうという気持ちになれるのですね。
良かったね、暑くて。冬がもっと寒ければいいのにね。

さぁ、今日から予習の講習会に入ります。これは冬の自分に向けた準備ですよ。
寒い冬の中で、「あれがないこれがない」や、「ここを覚えていなかった」、「分かっていなかった」と困らなくていいように、しっかりと学んでおきましょう。
そしてノートをきちんと作って、冬に見直せるようにしておきましょう。
今日の努力が未来の自分を作る。未来につながる1日にしていきましょう。

ある日の出来事です。
 耳をすませると
 「お〜い!さとし君、君に素敵なプレゼントをあげよう」
 「なんだ??? 何をくれるの???」
 「君に毎日86400円をあげよう」
 「ほんとに???」
 「ただし、ルールがあるからね、よく聞いておいてね」

 ルールとは以下のようなものでした。
 ①毎朝目覚めた時に現金86400円を枕元に置いてある。
 ②貯金は出来ない。
 ③使い道を人に相談してはいけない。
 ④使い切れない現金は寝ると同時に消える。

 ルールを伝えると天井付近から聞こえてくる声は消えました。さとし君は枕元に86400円があることに気付きました。
 そこでさとし君は早速、まずは自分の欲しいものを頭に浮かべてノートに書き出しました。
 ゲーム機・図鑑・おもちゃ・お菓子・洋服・靴・野球道具などなど、午前中に書き出して午後からすべての物を買いにいきました。そしてすべてを使い切り、満足して自宅に帰りました。そして買い物に疲れ、その日はぐっすり眠りにつきました。
 そして、翌日にまた目が覚めるとやはり86400円が枕元にありました。またさとし君は午前中にノートを取り出して、どうしようかと考えました。そして昨日は自分の欲しいものをたくさん買ったから今日はいつもの感謝を込めてお父さんとお母さんが喜びそうなものを買おうと決めました。
 お母さんに ・花束・ケーキ・エプロンなどなど
 お父さんに ・ゴルフ用品・ネクタイ・お酒などなど
 色々と普段、お父さんとお母さんが欲しいと言っているものを必死で考えたものを、また午後から買いに行き、自宅に帰って事情を説明しプレゼントをしました。
 お父さんとお母さんは自分の物ではなく、お父さんとお母さんのために、そのお金を使ってくれたことを非常に喜びました。そして満足顔で布団に入りました。

 以上のような話を聞いて皆さんはどのように思う???
 うらやましい???  自分なら何に使う???
 毎日、86400円もの大金が使い切らないと消えるから皆さんも必死で考えるよね???

 実はこの話は、皆さんも毎日生きていく上で、必ずもらっているものなのだよ。
 それは時間です。

 1日は24時間 1時間は60分 1分は60秒ということで
 1日=24(時間)×60(分)×60(秒)=86400秒

 お金ならばさとし君のように必死で考えて、自分の欲しいものやお母さんやお父さんのために使って喜ばせたよね!?皆さんも考えたよね。
 時間も同様に、皆さんにはこの夏休みで自分のために、家族のために目いっぱい考えて大切に使って欲しい。

・講習会で思い切り勉強をして、家で最高のノートを作る日
・お風呂掃除や靴磨きなど、家族を喜ばせる日
・友達とプールに行き、思い切り楽しむ日

 などなど、勉強や手伝いや遊びを思い切りする夏休みにしよう! ただ何となくテレビを見ている、ただ何となくごろごろという時間も思い切りがんばる時間も同じ時間なので、使い方をしっかり考えて残り30日の夏休みを過ごしましょう!