140217ソチで開催されている冬期オリンピックが、いま話題になっていますが、2020年に開催される東京オリンピックも、今から楽しみですね。世界の人達が日本にいっぱい集まってきます。それはどんな光景なるのでしょうか。今回はそういうお話をしたいと思います。

世界の多くの人達は、「日本」「日本人」をどう思っているのか、というのがインターネットを見ればよくわかります。「日本が大好き」というのを「親日」「親日国」と言います。そういう国ってあると思いますか? どこの国でしょうか?

例えば、まずトルコです。トルコは日本を「親友」や「兄弟」と言ってくれています。詳しい話は次の機会にしますが、歴史的な「事件」をきっかけに、そういう関係となりました。また、サウジアラビアは日本を模範として、600の学校では放課後の掃除を子供たちがするようになったそうです。ヨーロッパではポーランドが親日ですね。 これも歴史的事件が理由(割愛します)ポーランドの人達の中には、日本人に生まれ変わりたいと言う人もいるそうです。アジアでは、タイ、ベトナム、インドネシア、ミヤンマー、それに南アジア地域のスリランカ、バングラデシュが親日的です。南アジア、東南アジアのほとんどの国が親日国ですね。「日本の文化、人がスキ」といってくれます。うれしいですね。

その中で、一つだけ紹介しましょう。バングラディッシュのことです。昔は、インドを挟む格好で、西パキスタン、東パキスタンと、地理的に二つに分かれた「パキスタン国家」でした。その東パキスタンが独立をしてバングラデシュになりました。だいたい独立の前には、独立運動という争いになるのですが、その独立運動の時に、日本が支援をしたというのが親日のキッカケです。あるとき、バングラディッシュの若者が着ているTシャツを見ました。そのTシャツの背中部分に大きく文字がプリントアウトされていました。
背中には英語で大きくヨコ書きで「JAPAN」と書いて いました。そして、それより少しだけ小さく、英単語が書いていました。
japan
一度、辞書で意味調べてみてくれますか?
「Joy」は?  そう、「喜び」
「Agony」は?  「苦しみ」かな。
「Pain」は?  「痛み」
「Aspiration」は?  「努力(大志)」
日本の国が、かつての敗戦から奇跡のような復興をしてきたのは、こういう言葉を通過したからと、バングラディッシュの人達は、自分たちに言い聞かせる意味があるというのです。さらに 、最後のNから今度は横書きで 、「Nothing is impossible」と英文が書いていました。翻訳すれば、「不可能なことは、何一つない」という意味です。日本に対するリスペクト(尊敬)がそういうTシャツを作り、それをバングラディッシュの人が好んで着ているのです。涙が出るほどうれしい話です。

東南アジアの人達に、日本人に対する印象を尋ねるインタビューでは、「頑強」「強い」とかが多いですね。その次くらいに、「勤勉」「やさしい」と言われることもあります。ヨーロッパの人もアジアの人も、「日本文化が好き」で、好きだから「日本語をわかりたい」といって一生懸命日本語を学習する人がいます。日本への強い関や愛着を持ってくれる外国の人たちがいます。だから日本人である私たちも、ただ、「英語を学べばいいことがある」というのではなく、私たちも外国を知り、知りたいから英語で話したい。そういう時代になっていくと思います。

ところで、ティエラでも英語学習は進んでいます。 
・トレジャーワールド合宿
・English Summer Training合宿
・アメリカトップ大学視察研修
・ラーンランニュージーランド
・ニュージーランド集中英語研修
私たちも、世界の人に負けずに、英語レッスンに燃えていきたいですね。

最後に、日本人の「強さ」について。今の私たちは「強さ」を分かっていない、または失っていたかもしれません。だからこそ「困難にたじろがない、一人で勉強は当たり前」そういう自分に磨いていきましょう。それは、周囲の人たちに「勇気を与える」ことにもなります。日本人でよかった、ティエラで学んでよかった、そう思えるように。

続きは、また次の機会にお話しします。以上です。

140210かさ。良くご存知の通り、雨の日の必需品ですね。雨が降ると思って持ち出し、予想が外れようものなら、邪魔で仕方が無い厄介なお荷物となります。現代では、雨降りの日であっても、アーケードや地下道などのおかげで、それ程雨に当たらずにやり過ごせることも多いです。

余談ですが、日本では元来、傘(笠)は天から降る魔をよけるための道具として貴族に使用されたそうです。また、大きなお祭りのテーマであったり、妖怪のモチーフに用いられたりと、精神世界の何らか動きを表現する際に登場することも多いですね。それにしても、傘お化けって、とびっきり面白い姿ですね…。

「傘を見ればその人の将来が見える」という話があるそうです。ここでいう傘とは、傘布が開かれた状態ではなく、閉じられた状態をいいます。レストランや、ホテルなどのクローク(荷物を預かってくれるところ)で、お客さんの荷物を受け取る仕事をしているプロがそう言うそうです。

永く他人様の物を預かる仕事をしながら得た経験則として、傘布をきちんと巻いて、閉じた状態の傘が美しく保たれている人の将来は明るい、つまり成功する確率が高いのだそうです。ちなみに、傘の正しい閉じ方とは、傘布の端を1枚ずつピンと張りながら丁寧に巻きつけていき、巻いたときに全ての布が等間隔で並行に並んで見える状態で止めるのです。難しくてそう簡単にはできません。なおかつ可能な限り細く巻かれておれば、より美しい傘だそうです。昔のイギリスには傘巻きを仕事にしていた人が居たというくらい、閉じて巻かれた傘の姿こだわっていたらしいです。ちょっと想像できませんね…。

このお話、傘そのものがきちんとした状態であるから、その人の将来は明るいということなのでしょうか…。じゃあ、極端に言えば傘さえきちんと巻いていれば…。となってしまいますね。もちろん、そんな話ではありません。

実用一辺倒に思える傘、「使えればどうでもいいでしょ」と言いたくなる傘。そんな傘を丁寧に使おうとする心こそが、「将来が明るい」とされる理由でしょう。そして、統計的に見てその通りになる事が多かったのでしょう。

先生たちは、「机の上を片付けましょう」 何度となくこんな号令を掛けたと思います。その時に皆さんは思いませんでしたか。「机の上が片付いていても…」と。確かに、ただ机の上が片付いているだけでは、成績なんて上がるわけはないですよね。大切なのは、片付けながら何を思うかです。

机の周りや引き出しの中にある、場合によっては散乱している、参考書や学校の教科書、ノートや筆記用具などを1つずつ、丁寧にあるべき場所に整理しながら、「今後この机で勉強するときには、同じように細かな事柄も1つずつ丁寧に勉強しよう」と心に決めていきましょう。ついでに、自分の鞄の中から部屋の隅々まで、色々な思いを込めながら掃除してみてはどうでしょうか。

まもなく春、新年度がスタートします。学校の教科書をはじめ、色々な物が真新しくなることも多いでしょう。そんな時期を間近に控えて、一度本気で、自分の精一杯の心を込めて身のまわりの整理をしましょう。

傘布の1枚1枚を丁寧に巻きつけるように…。

えっ? そんなことまでするのですか?

そう、そんなことまでするのです! せっかくの春を、今までで一番やる気の満ちた春にするためにするのです!

さあ、今度こそ本当に机の周りを整理しなさい。

あっ、傘も大切にしましょうね。教室に持ってきた傘、絶対に忘れて帰らないでね。

少し古い話題になりますが、昨年の夏の全国高校野球選手権で群馬県の前橋育英高校が優勝しました。
その前橋育英高校野球部のスローガンが「簡単なことを丁寧に」「自律・自立」「凡事徹底」であるということを新聞記事で読み、ネットで調べてみると以下のように野球部を紹介していました。
『「チーム作りは人作り」ということで、人間教育を大切にしている。普段の生活、授業態度など、野球以外の時間も大切にし、週1回のボランティア活動(地域の人たちと清掃活動など)も行い、学校からも地域の人たちからも愛される野球部作りをしている。』
さらに「インコースを打てるようになる前にトイレをきれいにしろ!」「毎朝、15分のごみ拾いをきちんとしている」といった指導も紹介されていました。

こういう「誰にでもできるあたりまえのことを徹底して誰よりも続けること(凡事徹底)」が重要で、そういう中味の濃い平凡なことをしっかりできるのが“本物”であるということです。
そして、まさにそれが本物であるということが昨年の夏の全国優勝という形で証明されました。

みなさん、どうでしょうか。
勉強も含め、身の回り、すべてのことを丁寧にしていますか。
簡単なことだからということで、適当にやっていませんか。
「まあ、いいか」という気持ちで物事をスルーしていませんか。

イチロー選手も「夢や目標を達成するにはひとつしか方法がない。それは小さなことを積み重ねること。」と話しています。

3月(4月)から新年度がスタートします。
“凡事徹底”を意識し、この1~2ヶ月で自分の取り組み方を固め、良いスタートを切れるように準備しましょう。
受験生の人たちも今一度、目の前の問題に“丁寧に”を意識して取り組んでみてください。得点力が変わってくるはずです。

もうすぐ2月ですね。多くの中3生にとっては決断の時、一般入試の『願書』を書く時期がそこまで・・・
みなさんは、「何のために」その学校を受験するのでしょうか。「何のために」、その前に目的と目標について考えてみましょう。
目的と目標、一見同じような言葉に聞こえますね。でも同じではないのです。以前読んだ本にこんなことが書いてありました。

「目的」とは、「何のために」、「目標」とは、「何を目指す」と。

例えば、
1.いい高校に入るために(目的)、学校の成績で一番を取る(目標)。
2.甲子園に行くために(目的)、毎日素振りを500回する(目標)。
3.就職するために(目的)、たくさん資格を取る(目標)。
4.人の命を救うために(目的)、医者になる(目標)。
5.人の役に立つために(目的)、就職する(目標)。

さて、この5つの中には、目的の立て方として、良いものと良くないものがあります。
上の3つは、よい目的の立て方とはいえないのではないでしょうか。別に、いい高校に行こう思うことが、甲子園に行こうと思うことがいけない、というわけではないですよ。「人生における目的の立て方」としては、少し違うのでないかということです。

その違いを簡単に言うと、上の3つには終わりがあるんです。高校に入ることが目的なら、高校に合格したら目的は達成されて終わりです。次の目的は・・・となってしまいますよね。

下の2つの目的には、終わりがないのです。「人の命を救う」という目的は、1人救ったら終わりということではないですよね、「人の役に立つ」という目的も、いくつになっても、退職した後でも人の役に立つことはできます。いい目的は、ベクトルなんです。ベクトルって矢印のことです。目標は、ゴール、ゴールっていっても中間のゴール・チェックポイントで、そこで終わりじゃないんです。
良い目的には終わりがないんです。目的はベクトル、矢印だから方向です。方向には終わりがないでしょう。

だから皆さんには、特にこの時期中3生には、目の前だけの入試に合格するために、受験の勉強をしないでほしい。“高校はゴールではなくスタート”です。「合格イコール終わり」ではなく、その先にもっと大きな壁、大学受験が控えているんです。いやもっとその先に自分の足でしっかりと立って歩むべき社会が待ち構えています。社会に出ていかに蓄えた自分の力を発揮できるか、自分はどんな仕事をして人の役に立つか、ということを思い描いておもいっきり努力する、そんな君たちになってほしい。 “先”を見据えて“今”を精一杯努力しよう。

検定の勉強、資格の勉強、入試の勉強、合格することを目的にやるのではなく、この勉強をどう自分の人生に活かすことができるのかを考えながらすれば、勉強の深さが全然違ってくると思うんです。

目的、「何のために」、とても大切です。
逃げ出したくて弱い自分がもたげてきた時、「何のためにこれをやっているんだ」と自分に問うてみてください、一気に答えが出てくることがありますよ。

1961年のある日、アメリカのケネディ大統領がとんでもない事を言い出しました。
たった数分の演説でしたが世界は騒然としました。
その演説内容とは…
『我が国は、この10年が経たないうちに人間を月面に送り込み生還させるという目標について決意しなければならないと信じている。』
…勝手に決めるなと…(笑)

これは当時の技術ではとんでもない事でありました。
今までに成功したプロジェクトの対応でチャレンジして間に合わないのです。
NASA(アメリカ航空宇宙局)はすぐに「アポロ計画」というプロジェクトを立ち上げました。
するとある結論が出ました。
それは『この計画は達成不可能である。』という結論です。
NASAどうしたのか、
この計画を達成する事を考えないようにしたのです。
面白いと思いませんか?
このプロジェクトの目標達成でなく、この計画の成功を妨げているものは何かを考える事にしたのです。
つまり、できる為の『駆動力』は何かでなく、止めている『抑止力』は何か?
ロケットを打ち上げるときの燃料確保であったり、大気圏を抜けるときの断熱材であったり、失敗・不可能な要因を並べていったのです。
失敗要因を優先順位の高いものから取り除いていくとあとは?
そう!成功しかありません。
そして、大統領の演説から8年後の1969年、アメリカは人類初の月面着陸に成功したのです。

ここで長年の経験と研究から場の分析をしてみました。

目標レベルに達するに抑止力となり得るものが何かをきちんと並べ、それらを取り除く事が何よりも大切です。
やらないと決めた事をやらないと『決断』する事、
本当に大事な事だけを実行する事の大切さを考えてみてはいかがでしょうか。

いよいよ今週末には大学入試センター試験を迎えます。
小学生や中学生の皆さんにとってはとても先のことのように思えますが、中学受験、高校受験に置き換えて考えてみれば、「受験」というのはそれほど先の出来事ではないのはないのでしょうか。
「受験」とは自分という人間のこれまでを試されている機会でもあります。
その試されていることに対して、どれだけ自分を「高めて」挑戦することができるでしょうか。大切なことは、受験をすることよりも、「受験までにどれだけ自分を高めることができるか。」ということなのです。
ダルビッシュ有さんのCMで「難しい道ばかり選ぶ癖がある・・・」というのがあります。
「難しい道」を何故選ぶのでしょうか。
ダルビッシュ有さんは皆さんもご存知の通り、小学生のころから野球をし、甲子園では、春夏4度の甲子園に出場しました。その後日本ハムファイターズへ進み、更なる上を目指して、アメリカメジャーリーグ、テキサスレンジャーズで活躍されています。
優れた人には、優れた才能をもちろん備えています。しかし、その才能を開花させるのは、「努力」がなければ成しえることができないのです。
「難しい道」を安易に乗り越えることが出来るのではありません。乗り越えるために必死に努力し、自分を鍛え上げ、そして「挑戦」する。そのことにより、自分は以前より遥かに大きくなれるのです。「自分を重んじて、自分を愛す」、「自重自愛」しているからこそ、選ぶ道なのです。
さて、みなさんはどうでしょうか。
今、皆さんが目指そうとしている「受験」はまさにその「道」の一つなのです。
そのために、自分をどう高めていくか、努力をするか。「難しい道」は、自分の成長のためにあるのです。
また、同時に忘れてはいけないことは、皆さんを自分のこと以上に心配し、応援してくれている人がいるということです。「自分のために頑張る」ということは同時に「自分のために応援してくれている人への感謝を忘れない。」ということでもあるのです。
みなさんの「道」のために、「自重自愛」し、自分のために努力してください。

2014年は皆さんにとってどんな年になるのでしょうか。

さて、お正月には何をして過ごしましたか?
先生は、小学生のころから、お正月に必ず「100年前に何が起こったか」を調べています。
皆さんはちょうど100年前に世界で何が起こったか、パッと思い浮かびますか?

2014年の100年前、つまり1914年は、【第1次世界大戦】が起きた年です。
この戦争は1918年まで続き、世界中でおよそ3000万人~4000万人といわれるたくさんの死傷者・行方不明者を出しました。
その後、「二度と同じことを繰り返さないように」という目的で国際連盟が作られ、世界は一旦平和への道を歩み始めます。

しかし、そのたった20年後の1939年に【第2次世界大戦】がはじまり、一説には世界中で5000万人~6000万人とも言われる、さらにたくさんの死傷者を出してしまいました。
また、その時に広島や長崎に落とされた原子爆弾に含まれている放射能の影響で、今も苦しんでいる人がいます。

【歴史は繰り返す】という言葉があります。
人間は、時間とともに記憶も薄れていく生き物です。
その時は強く反省しても、しばらくすると忘れてしまう。
そして、同じ間違いを繰り返してしまうことも多いのです。

歴史を学ぶ意味はここにあります。
昔を振り返り、同じ間違いを繰り返さないようにする。
そのために、常に自分を振り返り、自分の目標を持ち続けておく必要があるのです。

歴史を作るのは、「私たち一人一人の強い意志=心」の力です。
戦争を起こすのも私たちであれば、
その戦争の後たった70年でここまで日本を発展させてきたのも私たちです。

良い年にするも、良くない年にするも、全てはあなたの「意思=心」次第。
そういう意味で言い直します。
「2014年が皆さんにとって良い年になる」のではなく、
「皆さんが、2014年を良い年にする」のです。
昨年出来なかったこと、今年絶対成しとげたいことをしっかりイメージして、実現したいものですね。
今年一年、頑張っていきましょう!

「親」という漢字を分解すると、左に「立と木」、右に「見」に別れます。それで、よく親は木の上に立って心配しながら見ているから親だ、と言われます。皆さんも一度はそんな話を聞いたことがあると思います。ところが、本当はどうやらそうではなさそうです。

「立」という字は、「立」ではなく、もともとは「辛」という字だそうです。そう「つらい」という字です。この字はもともと「取っ手のある大きな針」という象形文字だそうです。これは、入れ墨や投げ針として使う針を表しているので、入れ墨するときの痛みから「つらい」という意味となり、それが味覚に移されて「からい」という意味になったそうです。

さて、その針を木が生えている林の中に投げ入れます。そして、その針が刺さった木を切ってあるものを作ります。なんだと思いますか? それは、位牌(いはい)です。誰のって? それは、亡くなった自分の親の位牌です。それを斧で切ると「新」という字になります。斤という字は、実は斧だったのですね。つまり、亡くなった親の位牌を「あらたに」作るわけです。ですから、「新」に草冠をつけると「薪」となり、新しく神木として選ばれた木は祭りのときに燃やして使うので「まき」という意味になったそうです。

さて、これで親の左半分の意味が分かりました。ここから右です。右の字は当然「見る」です。何を見るのでしょうか。そうです。左のものを見るのです。左は実は位牌なのです。誰の? そう、親の位牌です。亡くなった親のことを思い出しながら、じっと見るという字が「親」という字だったのです。そこから、「したしい」という意味が生まれたのです。

このように漢字の成り立ちを見ると、漢字が出来た当時の時代背景を反映しています。例えば、「取」という字ですが、左に「耳」がついていますね。「又」という字は「右手」を表していますが、「取」という字は「右手で左の耳を持っている」という意味です。何のために? それは、戦争で殺した敵の左耳を切って、戦功の証拠とするためです。日本でもお寺に「耳塚」があるところがありますが、これは、秀吉の朝鮮出兵の際に、朝鮮から持ち帰った耳を供養するためのものだそうです。

私たちが使っている漢字の成り立ちは、とても興味深いですね。皆さんも一度図書館に行って漢字の成り立ちを調べてみましょう。

11月4日に実施された「全国統一中学生テスト」。受験した皆さんの結果はどうだったでしょうか。中1生や中2生にとっては、難しい問題があったかもしれませんね。
この全国統一中学生テストでは、後日、成績優秀者を東京に集めた決勝大会が行われ、そこで大牟田教室の小田原君が全国28位に入りました。

先日、その小田原君に直接話を聞くことが出来ました。小田原君は中学1年の春から「東進中学NET」で勉強を始めていました。「東進中学NET」は東進衛星予備校の中学部門で、自分のペースで先取り学習できるのが特長です。小田原君は特に数学が大好きで、中1の段階で中学の学習範囲を終了し、すでに高校の勉強を始めています。

そんな小田原君ですが、全国統一中学生テストの決勝大会では、周りの生徒が個性的な強者ばかりで、かなり緊張したそうです。偶然、隣の席に座ったのが予選2位の中学3年生で、その人は、全国統一高校生テストの決勝大会にも33位で参加したとか。でも話しかけてみると、気さくな感じの人で、色々と教えてくれて、刺激になったそうです。

小田原君の成績は東進中学NETの効果に拠る部分も多いですが、成績を伸ばすポイントとして、次のように語ってくれました。

僕の場合は、毎日を何となく生活するのではなく、区切りをつける、スタートラインを設ける、ということを意識しています。日々の勉強の中では、テストで成績が伸びずにくじけることもありますが、数日して、リセットしてまたやり直す、区切りをつけて、心機一転して再スタートするという気持ちを大切にしています。メンタルコントロールですね。成績が低迷する時期もありますが、下がった時に気持ちを強く持って、立て直すことがポイントです。

どうでしょうか。皆さんも参考にして欲しい言葉です。楽天のマー君のように全戦全勝する人はごく一握りで、多くの人は、勝ったり負けたり、成績が上がったり下がったりを繰り返しながら、それでも前に進んでいるのです。

能開でも、先生たちは毎回のゼミで皆さんを元気にし、新しい1週間を、やる気いっぱいの気持ちで過ごすことができるように、授業や朝礼を進めています。

2学期の最終ゼミが終わるとすぐに冬期講習ですが、心機一転、再スタートする気持ちで参加して下さい。

国語に出てくる「主題」って知っていますか。小学生のときに習ったと思います。
「主題」とは物語などの「作者の言いたいこと」です。

例えば、「走れメロス」であれば、友情の尊さ。
「もののけ姫」であれば、自然との共存。
など、隠れたメッセージがあります。

皆さんは、「おおきなかぶ」の話を知っていますか。

おじいさんは甘くて大きなかぶを作ろうと畑に種を蒔いて育てました。そうすると、1株の大きな大きなかぶができました。「うんとこしょ、どっこいしょ」 おじいさんはかぶを収穫しようとしましたが、大きすぎて一人では抜くことができません。そこでおじいさんはおばあさんを呼んできて、手伝ってもらうことにしました。「うんとこしょ、どっこいしょ」 かぶをおじいさんが引っぱって、おじいさんをおばあさんが引っぱって、それでもかぶは抜けません。そこでおばあさんは孫娘を呼んできて、手伝ってもらうことにしました。「うんとこしょ、どっこいしょ」 それでもかぶは抜けません。そこで孫娘はいぬを呼んできて、いぬはねこを呼んできて、手伝ってもらうことにしました。「うんとこしょ、どっこいしょ」「うんとこしょ、どっこいしょ」 かぶをおじいさんが、おじいさんをおばあさんが、おばあさんを孫娘が、孫娘をいぬが、いぬをねこが後ろから引っぱって、・・・

で、最後には抜けるという話。作者の言いたいことは何でしょうか・・・。
「みんなで協力すれば困難も可能になる」ということが言いたいのでしょうが、果たしてそれだけなのでしょうか。

最後は誰が出てきて抜けたか知っていますか。ねずみです。ねずみが尻尾で引っ掛けてひょいっと抜けた。最後はそんなわずかな力で抜けた。

つまり、成功するためには「あと一歩の努力」が必要ということ。もう一歩努力すれば、あと1問解いていれば、あと1時間見直しをしておけば、結果が出るのに。合格できるのに。
ということは、皆さんは気づかないと思いますが、たくさんあります。そんなものです。

これからぜひ、今の自分よりも一歩だけでも、努力してみてください。それが必ず成功につながると信じて。それがいろいろなことを物語っていると思います。