151124こんな話がある。

砂糖やジャムなどを入れる少し大きめのビンの容器がある。
ある先生が「このビンをできるだけ重くなるように身近にあるものを入れていっぱいになるようにしてください。」という問題を生徒に出した。
ある生徒は石を詰め込んだ。

先生は「それでいっぱいですか?」と尋ねた。

生徒は考えて小石を隙間に入れた。

先生はまた「それでいっぱいですか?」と尋ねた。

生徒は今度、砂を目一杯入れた。

先生はまたまた「それでいっぱいですか?」と尋ねた。

生徒はうなずいた。

先生はそこに水を流し込んだ。

水を入れる発想、なかなか出てこない。しかし、それが工夫というものだろう。
皆さんの状況に置き換えてみてください。
石を入れて「もうできた」と満足している人、石と小石を入れて満足している人、石と小石、砂までいられている人…。
そして、なかなか行きつかないかもしれないが石と小石、そして砂、その上に水までいられている人。
詰め込むことが大事ことではなく、もう一歩の工夫で水まで入れられるような人が大きな成果を出すのだと思う。

もうすぐ冬期講習会。改めて自分の状況を見返し、もうひとがんばりしてみたら見る世界が変わるかもしれない。

15111611月11日、日本の空に、戦後として初めて国産ジェット旅客機が飛びました。

皆さんの中には知らない人がいるかもしれませんが、日本に国産のジェット旅客機は存在していませんでした。(※) 自動車やコンピュータ、バイオ技術など、日本の科学技術は世界の最先端を進んでいますが、航空産業だけは大きく遅れていたのです。

その理由は、第2次世界大戦にあります。戦時中に日本が開発した戦闘機「ゼロ戦」が非常に高性能だったため、終戦後に日本にやってきたGHQ(連合国軍総司令部)は、戦闘機開発の復活を恐れて、航空機の生産、研究、実験を禁止。模型飛行機を作ることさえ許されませんでした。ちなみに第2次世界大戦中にゼロ戦を設計したのが、三菱重工のエンジニアだった堀越二郎さんで、宮崎駿監督の映画「風立ちぬ」のモデルとなった人物です。

技術の継承というのはとても大切で、いったんそれが途切れてしまうと、取り戻すために膨大な時間と労力がかかります。開発を禁じられた日本の航空産業は暗黒の時代に入りました。その封印が解かれたのは1962年。ようやく国産のプロペラ機が開発され、「YS-11」が初飛行を果たしました。YS-11は182機が製造され、75機が海外に輸出されましたが、コストやサービス体制の問題があり、10年後の1973年には製造中止となりました。

YS-11の製造中止からさらに42年後、今月の11日に初飛行を果たしたのは、三菱製のジェット機で90人乗りの「MRJ」です。環境性能にも優れ、燃費の良さと客室の快適さが特徴です。メイドインジャパンのMRJは世界中から注目されており、既に400機以上の注文を受けているそうです。一般的に自動車の製造には2万~3万点の部品が必要ですが、航空機の場合は数百万点といわれ、それを国内で製造することで、日本の製造業の技術力を高めたり、裾野を広げることが期待されています。

MRJの1号機は2017年にANAに引き渡される予定で、日本の地方路線で就航するそうです。これからが本当に楽しみですね。

※ホンダは、6人乗りのビジネス用小型ジェット機を2003年に初飛行。2015年中には運用が開始される予定

151109何年か前のことです。先生は一人の女の子を担当しました。
中3の生徒です。その子は、本当に勉強が嫌いで、嫌いで仕方なくて、数学も英語も社会も理科も唯一自信のあった国語もほとんど勉強してくれませんでした。
理由は、私は勉強が出来ないからやっても意味ないから。

彼女はA高校を志望校にして授業に来ていましたが、いつも授業の半分は愚痴でした。「こんなん私解けへんし」「分数あかんねん、出来ひん」「いや、もう無理やわ」そんなことを言いつつも問題を解いていきます。
ただ、そんな気持ちではやはり成績は伸びないですよね。2学期の終わりに志望校は諦めて、B高校に下げました。その時、二人で話し合って、公立高校にこだわるなら下げるしかないとなったのです。
A高校にいけると理由もなく思っていたのかもしれません。とても落ち込んでいました。本当に残念だとは思いますが、勉強していなかった事実はひっくり返りません。私は、今のままなら合格は出来ないから絶対にA高校受けられない、とも言ったように思います。

その辺りからですかね、彼女が少しだけ変わりました。愚痴や文句が減りました。宿題をちゃんと出されたものは全部やってきました。わからない問題は私や他の先生に聞く姿も見られました。やる気になったかどうかはわかりませんでした。
なにせ12月の講習会、1月私立受験とありましたから、勉強をしていて当たり前という空気だったので、その雰囲気の中で自分もちょっとやらないといけないと思っているだけかもしれない、とも見えたからです。

そんな彼女は、とんでもない行動に出ました。忘れもしません、2月の志願変更の初日です。
その日の授業のときに彼女が、スキップせんばかりに上機嫌で教室にやってきました。そして、満面の笑みで一言。
「先生!私なぁ、A高校受けるわ!」
そこにいた私を含め先生たち全員が驚きました。そして誰もが脳裏をよぎりました。「絶対落ちる」と。ただ、彼女は前向きでした。
「やっぱりA高校受けたい。合格できるかわからんけど、受けときたい。それで落ちても後悔せん」
彼女の覚悟は出来ていました。とても悩んですごく考えて出した結論です。彼女の目の色が違いました。

そこから彼女の快進撃?が始まりました。公立入試まであと3週間。入試用の分厚い問題冊子を2週間で解きました。間違いだらけです。直しもします。残り1週間は過去問題をひたすら解きました。一にも二にも足りないのは基礎学力でしたから、とにかく基本の問題を反復練習です。今までにないくらいに勉強していました。高校合格したいという気持ちの表れだと私は感じました。

試験当日、自信を持って受けておいで、と送り出しました。ただ、彼女には言いませんでしたが、当時の彼女の実力では合格には届いていませんでした。奇跡が起きても合格は出来ないのです。かわいそうだと思いますか?それでも彼女はA高校を受けたことは一切後悔していませんでした。帰ってきて「頑張れた!A高校で受験できてよかった!」とやりきった顔で私に報告してくれました。

結果は、いわずもがな…………と思うでしょ?
彼女は、なんと合格したのです。合格できたのです!
雨の降る中、合格発表の掲示板には彼女の受験番号がしっかり書かれていました。
何が起きたのかはじめはわかりませんでした。でも彼女が泣いているのを見て、あぁ合格したんだなと実感しました。
もっと早くしていれば、こんなことにはならなかったかもしれません。もっと早く意識を変えていれば、他の高校に合格できたかもしれません。

ただ、あの時、志望校を変えて出願して、覚悟を決めたとき、彼女は初めて本気になったんだと思います。人間の本気はすさまじい威力になると私は知りました。合格できるかどうかわからない状態で、頑張るのは怖いことだと思います。だけど、彼女はやりきりました。
理由は、後悔したくないから。

たったそれだけでしたが、十分な動機です。「出来ひん」「もう無理」こういう言葉は一切出てこなくなりました。合格できたのは、本当に奇跡と言っていいと思います。でも、たとえ不合格でも彼女は、後悔はしなかったと思います。悔しくて泣いたかも知れませんが、やり切った顔をしてくれたと思います。
だから、皆さんも後悔だけはしないでください。やりたいことや、やろうと思うことがあったら、覚悟を決めて、本気で取り組んでください。今回は受験の話でしたが、受験以外でもそうです。そうすることで、人は大きく成長できるし、その力は周囲の人も変えていきます。

そう、運ですらこちらに引き寄せるんですよ。受験当日、彼女の受けた高校で一人欠席が出ました。
つまり、その子が休んでいなかったら、彼女は不合格だったかもしれないのです。運良すぎ、と思いましたが、それは彼女が合格したいという執念で引き寄せたのかもしれないなぁと今でも私は思います。

151102夜空を見るとたくさんの星が見えます。
一番に目に入るのはきっと明るく光る星でしょう。
一番光って見えるのは一等星、次に二等星、三等星と順に暗くなっていきます。
でも、それは地球から見た明るさなのを知っていますか?
地球に近い星ほど明るく見え、地球から遠い星ほど暗く見えます。
本来の星の明るさではなく、距離に比例して明るさが変わるのです。

皆さんの夢や目標も同じではないでしょうか?
近い将来の目標ははっきりと明確に見ることができます。
でもそれは欲求かもしれません。
実は自分の中で一番に輝いている夢は遠くにあるので、今の自分には暗く見えているのかもしれませんね。
近くの光に飛びつくことは本能でできます。
遠くの光を追いかけることは理性を持って我慢が必要です。
自分が本当に追いかけたいものはなんでしょう?

もちろん自分の本当の目標に向かうために近くの光を追いかけることも必要です。
一度自分の中身をよく見てみてください。
今は光って見えなくても一番輝いている星はありませんか?

151026皆さんは普段どんなテレビを見ますか?
アニメ・スポーツ番組・テレビドラマなど様々な種類がありますね。
私はスポーツ観戦が好きなので夜中に欧州サッカー等をよく見ます。それが終わると海外のドラマが流れついついそのまま魅入ってしまいます。
文化は違ってもはまってしまうのですから不思議なものです。

さて、国内では【花咲舞がだまっちゃいない】などが流行りましたが、その主演をしている杏ちゃんとふとした縁でお話をした時に撮影中に気をつけている事という話がすごく印象深く残っていますので、皆さんにお話したいと思います。

父は渡辺謙さんであり、義母には南果歩さん。そして、まだまだ有名ではありませんが兄である渡辺大さんも映画を中心に俳優をしています。
最近では俳優東出昌大さんと結婚され身内は全て芸能人という環境になっていまいました。
そんな環境から撮影という事自体に何ら新鮮さを感じなくなった事に危機感を覚えた彼女はあるドラマの撮影前に緊張感の維持とドラマへの思い出作りの一環として目標を立てる事にしました。
○○をやるぞ!という目標は皆さんも掲げると思いますが、○○をしない!という目標を立てているそうです。
例えば、役によっては太る事が厳禁なので【夜中0時以降は何も食べない】だったり、チーム内の雰囲気をもっと和やかにしたいと思った時には【撮影の合間に携帯ゲームを触らない】など、悪い習慣を撮影中に必ず克服するという事で始めたそうです。
そしてその禁止目標が1ヶ月間続いたら2つめの禁止目標を立てるといった具合で増やしていくそうです。
ただ漠然と時間が過ぎるのではもったいない。どうせなら自分の成長を感じながら過ごしたいと大きな目を輝かせて言っていました。

みんなには必ずテストが定期的にやってきます。ダラダラ過ごしても逃げ回っても必ず定期的にやってきます。
どうせやるならテストから逃げずにドンと構えて、テスト前に前回のテストの反省点が何だったかを考えて、自分の禁止目標を作ってみよう!

151019思春期にもなるといろんなことが気になりますね。
例えば、自分の性格。活発な人をみると自分はなんでこんなに自分をアピールできないのだろうかとか、逆に元気な人はどうしていつも同じ失敗ばかりするのだろうなどと、自分の性格について思い悩むこともありますね。
また、その性格のことを親にいつも言われたりするので、なお更、嫌になってくることもありますよね。
では、自分の性格を直したり変えたりすることは出来るのでしょうか。

ある本によると性格は四重構造になっているそうです。
一番根本にあるのが「気質」で、これは生まれながらにもっている性格です。

次に「狭い意味での人格」というのがあり、これは幼児期に形成されるそうです。
そして、これを包むように「習慣的性格」があるそうです。これはある刺激があると常に同じ行動をとってしまうというもので、褒められるとすぐに調子にのってしまったり、人に対していつもいい顔をしてしまうとか、すぐに人の悪口を言ってしまうとか、普通私たちが性格と呼んでいるのは、この部分かも知れません。

その次に「役割性格」があるそうです。会社の社長さんはどっしりとしていなければ社員が不安になりますし、平社員がどっしりとしていてはいけません。仕事は時間内に仕上げないといけませんからてきぱきとやるようになったり、計画を立てるようになるとかです。
腹の中で腹が立っていても、笑顔でいることもあるわけです。その意味で大人はだれしもこの役割性格があるので、君たちから見たら、「嘘つき」に見えるのかもしれませんね。
しかし、もし、性格を変えよとおもうなら、「こうありたいという自分の性格」にするように、毎日の生活を変える、つまり、「習慣的性格」を変える。よく言われるように行動を変えることで、自分を変えることが出来るというわけです。

でも、どうして、人にはこんなさまざまな性格があり、時には許せないと思える性格の悪い人がいるのでしょうか。それを考えるときに、もしみんな同じ性格だったらと考えると分かりやすいかもしれません。
もしみんな同じ性格だったら、戦争が起こったときは、勇敢な人は戦いその分、命の危険が高くなります。臆病だったら逃げ回って戦争にいかないと生存率が高くなります。
また、巨大な自然災害が起こったときに全員悲観的に考える人ばかりだったら、復興はありえません。
つまり同じ性格ならその生き物は全滅の危機が高くなるのです。
性格の違いというのは、生き物が永らえていくことが出来るように仕組まれた要素なのです。だから、自分の性格に悲観的になることは全くありません。
少しでいいから、今の習慣を変えようとすることで、前進するのです。

君たちが自分の性格を考えるということは、人類が生きながらえる要素を考えているのです。

15101310月も半ばになってきました。夏休みが明けて約1ヶ月半、うるさかった蝉の声、かんかん照りの日差しが懐かしく感じられます。時の流れは早いですね。
そう2学期中間テストに突入した学校もあるよね、次あっという間に期末テストがやってくるよ。そして12月にはみんなの手元に通知表が。
特に中3のみんなは2学期通知表が一つ目の入試。1日1日を大切に、1回1回の授業を真剣に、1問1問に全力で、悔いのない評価を勝ち取って欲しい。

実は・・・

私も通知表をつけています。
みんなに見せたことはありませんが、また学校の通知表とはちょっと評価項目が違うんです。

少々の事ではへこたれない力があるか、おっきな壁に真正面からぶち当たる気概はあるか、将来自分の足でしっかりと立って歩いていけるか、たった一つの項目“生きる力”を見てるんです。
おそらく教室で学んだ勉強、受動態や二次関数は、数十年後にはすべて忘れてしまうでしょう。
でも、君たちの姿勢・気概を通して私たちが感じた“生きる力”は、きっと君たちの今後の生き方に繋がっている、そう思って一人一人私なりに通知表をつけています。

運動会の日に真っ赤に日焼けした顔で、当たり前のごとく漢字を満点とった君。
修学旅行から帰ってきた日も絶対に授業に遅れまいと、汗だくで教室に飛び込んできた君。
夏合宿に行きたくて、誕生日やクリスマスプレゼントを2年間我慢して、やっと2年越しに合宿申込書を持ってきた時のとびきりの笑顔。
そんな君たちをしっかりと見てます、見てるよ。
高校入試で『合格』だけがすべてではなく、『合格』の奥にある、先にある、もっともっと大切なものを見つけてほしいと願っています。

ある日の個別面談で、あるお母さんからこんな質問を受けました。オール5に近い通知表をとっていましたが、理科が4だったのと英語も読解が弱かったので、理科・英語の特別課題の問題集を与えていた、そんな生徒のお母さんです。
“先生、中3生ってたいへんなんですね、夏から我武者羅にやってます。時々限界がきて机に向かいながらウトウトしている姿をみて、何とも言えない気持ちになります。こんなにやらないと志望校に受からないのですか?!” 

私は、こう応えました。“お母さん、これほどやらなくても第一志望校を突破できるでしょう。でも高校合格で終わりではないですよね、私たちはもっと先を見ています。高校の勉強はもっともっとハードです、大学受験は全国の生徒との競争です、さらに社会に出ていく時には、自分の足でしっかりと立って自分だけの力で勝負ですよね。
だから、これができれば次のハードル、ここまで上がってこいよというメッセージを込めていろいろ与えています。“
もちろんお母さんからは、もっともっと鍛えてください、っていう言葉をいただいたよ。
みんなもっともっとできる。

ティエラ生、もっと逞しく、もっともっと先を見据えろ。みんなで目指そう、『生きる力』5を!

151005さて、今日は先生の初恋を話しましょう。
だれだって思春期があり想い悩む時期は必ずあり、その期間に相手の気持ちを推量することができ、優しくなれる時期でもあります。大人への成長段階なんですね。

過去を暴露することに躊躇しますが、聴いてください。

思い起こせば小6~中3まで初恋の1歳年下の女の子と文通をしていました。
早熟だったかな?とは思わなかった。
とにかく初めて運動場で彼女と遭遇した時に身体に電流が走りました。明朗活発の典型的な感覚を醸し出している生徒でした。

その彼女と同級生の女子に恋のキューピットを依頼して、文通が成立しました。
今なら、「告る」とか「スマホ」とかの手段がありますが、その時代は家庭にも黒電話さえなかったので、古典的な方法でした。シャイな先生はそこから踏み出せませんでした。チキン野郎です。

週2回の文通がスタートしたのですが、不思議な右脳開発現象はそこからスタートしました。

国語の成績がそれまで通知表が3だったのが、いきなり5になり中3まで続きました。
それまで算数と数学が少しばかり好きだったけれど、初恋には勝てなかったかな。
高校時代は本格的に古文があり、現代文にも影響し成績は過去の遺物になったようです。
古文は重要ですよ。

成績アップの原因は嫌われないために、文章を何度も推敲し漢字で書けるところはすべて辞書で調べ漢字にして、誤字のチェック、文脈のチェック、接続詞のチェックをして2時間以上を費やした便箋3枚を4年間書き続けた結果だったと思います。
彼女の返信がたまらなく嬉しかったことも懐かしい想い出ですね。
小6までは鉛筆、中学生になって万年筆を進学祝いに買って貰い、濃淡のある書き味に魅せられたことが4年間継続したのでしょうね。
その彼女とは4年間一度も話したことがなかったのです。君たちに信じられないでしょう。
だからこそ淡い初恋なんです。昔風なら「カルピスの味」です。
先生にとって「特別な存在」だったのではないでしょうか。

昨今、国語読解力の低レベルを指摘されている日本人ですが、文章を書くことで少し違った脳活用があるのではないですか。
身近なら日記でしょうか。三日坊主になる典型的なものですが、今、先生は自分史のために3月から7ヶ月継続中です。もちろん万年筆ですよ。

さて、君たちはその初恋の彼女との結果が気になるでしょう。
チキン野郎は4年後もチキン野郎の人生でした。

それから30年後、劇的な再会がありましたが、やはり先生はチキン野郎でした。

1509281勝2分21敗。
皆さんは、この数字が何か分かりますか?

2015年9月20日、イギリスで開催されている第8回ラグビー・ワールドカップで日本代表チームは世界ランキング3位、優勝2回を誇る南アフリカ代表チームに34-32で見事に勝利しました!ニュースで見た人も多いのではないですか?先生もニュースで始めて興味を持って、少し調べてみました。そこで出てきたのが、上の成績です。

過去7回の日本代表の成績は、1勝2分21敗。どう見ても良い結果ではありません。1987年の第1回大会から連続7回出場してきた中で、日本代表チームは1991年の第2回大会でジンバブエに勝ったきり、24年間=18戦連続して勝つことができませんでした。

では、そのように世界の中では決して強いとはいえないラグビー日本代表チームが、なぜ今回は世界最強ともいえる南アフリカ代表に対して見事に勝利を飾ることが出来たのでしょうか?

実は、今回も敗戦するであろうという事前の予想がほとんどでした。しかし、日本代表は決して諦めなかった。自分達の可能性を信じた。今大会に備え、前回大会が終わった4年前から準備をしてきていたのです。
例えば、チームの合宿では、なんと朝4時から夜9時まで練習しています。休憩を挟みながらもなんと17時間。選手達は「世界一の練習をしてきた」と口をそろえます。
また、自分達よりも強いチームと何回も戦い、敗戦を繰り返してきました。強豪と戦うのだから、負けるのは当然です。でも、だからと言って弱いチームと戦って勝ったとしても成長しない。強いチームと戦って負ける中で自分達の弱点を見つけ、そしてその弱点を克服するためにまた厳しい練習を積み上げて、、、それを繰り返してきたのです。
そのような「努力と工夫の繰り返し」が、今回の「大金星」を生み出したのです。一見不可能に見えるような夢や目標でも、「努力」と、「あきらめない気持ちを持って継続すること」で叶うのです。ラグビー日本代表チームは、私たちにそれを見せてくれました。

さて、ティエラでは10月~11月に「EXオープン模試」「全国統一小学生テスト」「全国統一中学生テスト」など、いつもにはないたくさんのテストがあります。
もしかすると、皆さんにとってはとても高い壁になるかもしれません。テストはいやだなぁ、なんて思う人がいるかもしれません。しかし、それを恐れて逃げたり、きちんと準備をしないでいたら、ずっと良い結果を生み出すことは出来ないままです。

一問一問でかまいません。自分難しいな、出来ないな、と思う問題にこそ挑戦してみましょう。
五分十分でかまいません。いつもの自分の勉強時間を少しでも伸ばしてみましょう。
その繰り返しが、きっと皆さんをワンランク上に成長させてくれます。
自分の可能性を信じて、努力し続けていきましょう。

最後に
ラグビーワールドカップは、この後も予選が2試合残されています。見事勝ち抜けば、決勝トーナメント進出です。
どのような結果が出るにしろ、最高の努力してきた日本代表チームを、皆で応援しましょう!

150918自分に自信を持てる最高の方法がある。
それは“約束”を守ること。
人との約束、自分との約束。約束を守れているとき、人は自由で輝いている。

約束を果たせないとき、人は、不機嫌でどこかおどおどしているか、不自然に虚勢をはっているかどちらかなんだ。

もし、自分を元気にする必要を感じるときがあったら、自分で自分に小さな約束をして、それを守ってみてごらん。

毎晩歯磨きをする。
朝六時に起きる。
約束の五分前に到着する。
宿題を毎日少しずつでもする。
毎朝お母さんに「おはよう」と言ってみる…。

小さな約束でかまわない。
まずは、自分との約束を決めて、それを守る。

テストで満点を取る!今日からトップ校を目指す!
いきなり大きな約束をして、かえって自分を信頼できなくなるようなことのないように。

だいじょうぶ。
小さな約束を積み重ねていけば、やがて、大きな約束を果たしていけるようになる。

自信は、守っている約束の数に比例する、大きさではない。