190513皆は大好きな有名人はいますか?
先生は、福沢諭吉さんが大好きです。
特にお財布にたくさんいてくれると
先生は幸せな気分になります。

そんな福沢さんですが、なぜ1万円に描かれているのか分かりますか?
意外に福沢さんのことを知らないことに気づきますよね。

「天は人の上に人を作らず、人の下に人を作らず」
という、ちょっと宗教っぽいフレーズだけが有名な「学問のススメ」の中で
こういっています。

①天は人間を平等に造ったというが、それは他人の迷惑にならない範囲で自由に生きて良いというだけだ。

②天は生まれながらに財産と身分を与えるのではなく、その人の働きに与える。

③役職に就くにはそれ相応の才徳を身に着けなければならないが、才徳を身に着けるには物事の道理を知らなければならず、その為には勉強しなければならない。

④『何が正しいのか』を理解できない愚かな国民を導くには、恐怖政治が一番だ。つまり酷い政治を招いてるのは国民の無知だ。

⑤学のない国民は恥を知らず、貧しい理由に気付けない。そのため金持ちをうらやみ約束を破り、犯罪を平気で行う。

⑥ニートは悪。

大政奉還からわずか5年後にこれだけのことを言って見せたのは、ネットや通信が発達していない時代としては超人的です。

今の日本の低い失業率と低い犯罪率は福沢さんのおかげかもしれません。
納得の1万円です。

序文だけでも自分で読んでみることをお勧めします。
学問のススメのススメですね。

190507皆さんの記憶にも残っていると思いますが、今年の3月にマリナーズのイチロー選手が引退を表明しました。その引退会見でイチロー選手が語った言葉がとても印象的でしたので、少し紹介したいと思います。

自分が熱中できるもの、夢中になれるものを見つければ、それに向かってエネルギーを注げるので、そういうものを早く見つけてほしいと思います。

言葉にすること、難しいかもしれないけど言葉にして表現するというのは、目標に近づく一つの方法ではないかなと思います。

自分の限界を見ながらちょっと超えていくということを繰り返していく。そうすると、いつの間にかこんな自分になっているという状態になって。だから少しずつの積み重ねが、それでしか自分を超えていけないと思うんですね。

皆さんの中には部活に頑張っている人がたくさんいると思います。勉強と部活を両立させることはしんどいけれど、部活はやめたくない、そんな悩みを抱えている人も多いでしょう。でもイチロー流に言えば、本当に熱中できる部活であれば、そのことで目の前の問題も解決できるかもしれません。

自分はこうしたい、ああしたいと目標を立てる。それを言葉にして表現し、周囲の人たちに公言する。言った以上は引き下がれませんから、必死に取り組むしかありません。でもそれは大きな目標である必要はありません。スモールステップでよいのです。その積み重ねで、少しずつ目標に近づいていくことができるのではないでしょうか。

皆さんにイチローになれということではありませんが、イチローに近づくためのヒントがたくさんありました。関心のある人はぜひインターネットで調べてくださいね。

190422みなさん日本の国民的アニメと言えば何を思い浮かべますか?アンパンマン、サザエさん、ドラえもん、ちびまる子ちゃん、が有名ですね。

今回はドラえもんの『ナゾ』について考えたいと思います。ドラえもんはネコ型ロボットで四次元ポケットから色々なひみつ道具を出してくれますね。そしてその道具はどれも、身近にあってほしいものばかり!でも今のところどんな風に作られているのかは『ナゾ』ですよね。そして将来みんなが大きくなってから出来ているかも『ナゾ』ですよね。

そして先生にとってもう1つ『ナゾ』があります。それはのび太くんが将来しずかちゃんというステキな女性と結婚するということ。のび太くんと言えば、勉強もスポーツはダメで、怠け者。都合が悪くなるとドラえもんに頼る。そんなのび太くんがしずかちゃんと結婚できるんですよね。

先生はこの『ナゾ』について、のび太がくんの映画での冒険の活躍が関係しているのではないかな?と考えました。普段は頼りないですが、映画の冒険では、初めて会う友だちとすぐに仲良くなったり、時にはジャイアン以上の根性を見せて大活躍したり、カッコいいところを見せてくれますよね。いつも甘えているドラえもんとはぐれてしまっても、自分の力で仲間を助けようと勇敢なところもあります。いつもと違う環境で甘えず戦っていく経験がのび太くんの心を強く、温かくし、その人柄がしずかちゃんのハートもつかんだのではないかと思いました。

みなさんは、のび太くんのようにテストが毎回0点ということはありませんね。いつも勉強をがんばっていますね。そんながんばっているみんなが、さらに心を強く、温かいものにすれば、まさに鬼に金棒!みんながのび太くんのような大冒険をすることはなかなか難しいかもしれませんが、冒険はできます。夏に各地で色々な合宿がありますね。いつもと違う環境で甘えず戦う経験を積み上げて、心も鍛えてみませんか?たくさんの勇者が現れることを期待しています!!

190415みなさんも知っているこの言葉。これは社会の歴史でも勉強する、室町時代の能楽の大成者である、世阿弥の言葉だとされています。
 
「しかれば、当流に、万能一徳の一句あり。
初心不可忘(しょしんわするべからず)
この句、三箇条の口伝あり。
 是非初心不可忘(ぜひのしょしんわするべからず)。
 時々初心不可忘(じじのしょしんわするべからず)。
 老後初心不可忘(ろうごのしょしんわするべからず)。」 『花鏡』奥段

「初心忘るべからず」は、ふつう「何事においても、始めた頃の謙虚で真剣な気持ちを持ち続けていかねばならない」という意味で使いますが、世阿弥が花鏡の中で説明している意味は、ずいぶん違っています。
世阿弥がいっている「初心」は「初心者」の初心のこと。つまり、まだ未熟な状態のことです。「なにかを始めたときの下手だった記憶や、そのときに味わったくやしい気持ちや恥ずかしさ、そこから今にいたるまでのたくさんの努力を忘れてはダメですよ」という意味です。さらに世阿弥は、過去の未熟な状態だけを思うのではなく、今の自分も「未熟」な状態であると自覚しなさいともいっています。
みなさんの教室には、この春からはじめてやってきた子も、何年も前からいるベテランの子もいるでしょうが、それぞれ持っている「初心」を忘れずに努力をつづけていきましょう。
もちろん先生たちも「初心忘るべからず」でみなさんを指導していきますからね。

1904082019年4月1日、645年の「大化」から数えて248番目となる元号が「令和」と発表されたことは、みんなが知っていることでしょう。多くの人たちがどんな元号になるのかを予想し、新たな時代の幕開けに沸いた1日だったと感じています。

5月1日からスタートする「令和」という元号の出典は日本の古典(国書)である「万葉集」からとのこと。万葉集といえば、日本に現存する最古の和歌集といわれ、天皇、貴族から下級官人、防人、大道芸人などさまざまな身分の人々が詠んだ歌4500首以上も集めたもの。759年(天平宝字3年)までの約130年間の歌が全20巻に分類収録されており、体裁が整った成立は759年以後の、780年頃にかけてとみられているそうです。その万葉集の「梅花の歌」の一節「初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす」から引用されたそうです。初めて元号に使われた漢字である「令」の元となった、この令月には、おめでたい月という意味があるそうです。
新たな元号となる「令和」、そこから万葉集や漢字の意味など、多くの知識につながっていきますね。興味を持って調べていくと、たくさんの新たな発見と出会えて、とても楽しいですね。

さて、残り1ヶ月となった「平成」の時代。4月になり新たな学年がスタートしたばかりですが、今一度「平成」でやり残したことはないか、振り返ってみる良い機会にしていきましょう。そして、5月1日から始まる「令和」の時代を、どう過ごしていきたいか、夢・目標を掲げ、より充実した年にしていきましょう。

1904014月1日(月)11時30分が新元号の発表のとき。
事前にネット上では予想が花盛り。事前予想では「平和」が一番多いとか。
人々の願いはやはり平和な世の中になってほしいとのことですね。
でも、明治(M)・大正(T)・昭和(S)・平成(H)と来ているので、平和(H)の頭文字がかぶるのでこれはなさそう。(この朝礼のお話は3/31に書いているので、皆さんが見る頃はもう決定していますね。)

さあ、この4月は○○元年!新しい時代の幕開けです。新学年を迎えて、さらに気持ちが高ぶりますね。皆さん!前学年は勉強のことを含めて、あれが出来なかった、これもダメだったと出来なかったことを上げれば一杯出てくる人が多いのでは・・・ その原因は・・・

①目標を設定しなかったので、ダラダラと過ごした
②やる気が出なかった

つまり気持ちの問題がすべて。勉強方法は能開で「予習型・くり返し学習」を通じてしっかり学んでいるはず。
参考書もある、辞書もある、それでも分からなければネット検索で調べられる。要はやろうとする気持ちがあるかどうかの問題。部活をやっている人も、成果を出すためには目標を持って日々取り組む努力をするかどうかが大切。

この新しい年を迎え、新学年になる今こそ過去の悪い自分を一旦完全にリセットして走り始めませんか。
それが出来る最大のチャンスがこの時期では。

君たちにこの言葉を送ります。

「心が変われば行動が変わる 行動が変われば習慣が変わる 習慣が変われば人格が変わる 人格が変われば運命が変わる」

松井秀喜(元ヤンキース)の座右の銘

190325春を迎え、新しい年度が始まろうとしています。
みなさんもそれぞれに環境が変わるタイミングかと思います。
新たな気持ちで「○○高校(中学校)に行きたい」や「将来こうなりたい」といった具合に未来を考えることができることはとてもすばらしいことだと思います。
けれど、夢は語るだけではかないません。
そこには「数字」が必要です。
「あと何日」「あと何点くらいとれるとA判定になるのか」
「その夢をかなえるために必要な資格はなんなのか」

こういったものがここでいう数字にあたります。
気持ち=「国語的な考え方」も大切ですが、
「数字」を見れば、「事実」が見えてきます。事実が見えれば「道筋」も見えてきます。
道筋が決まれば、行動が決まります。
先日引退を発表した野球のイチロー選手の小学校時代の有名な作文にも
『ぼくは、3歳のときから練習を始めています。3歳から7歳までは半年くらいやっていましたが3年生の時から今では、365日中360日は激しい練習をやってます。
だから1週間中で友達と遊べる時間は、5~6時間です。
そんなに練習をやっているのだから、必ずプロ野球選手になれると思います』
ほら、数字がたくさん載っていますよね。
興味のある人は調べてみてほしいですが、
サッカーの本田圭佑の小学校時代の作文も同様に有名で数字がたくさん書かれています。

春だからこそ新たな目標を立ててみることと同時に、
皆さんが目標を達成するための「算数」的な考え方ぜひ挑戦してみてくださいね。

190318チャンスを掴むことができる人と、できない人、その差はどこにあるのでしょうか。
「コネがなければ、自ら動いて作る」

フランスの有名な皇帝ナポレオンがまだ陸軍の大尉だった頃、彼は人生をかけてフランスを飛び出しますが、思い通りに行かず、命からがらフランスへ舞い戻ります。

いつの時代も実力より先にモノを言うのがコネですが、ナポレオンには何のコネもツテもなかったからです。ここで多くの人は挫折してしまいがちですが、ナポレオンのすごいところはここからです。

ナポレオンはすぐに机に向かい、わずか1ヵ月で『ボーケールの晩餐』という本を書き上げます。時の最高権力者への「ゴマすり」なのですが、彼が自費出版した直後、彼の人生を変える事件が起こります。

彼の住むマルセイユからわずか50キロのところで反乱が起き、これを鎮圧するため政府軍が送られますが、いきなり砲兵隊長を失ってしまいます。

新しい砲兵隊長を補充しなければならないとき、適任者として目を付けられたのが『ボーケールの晩餐』を書いたナポレオンだったのです。

このときの推薦資料として提出されたのが『ボーケールの晩餐』で、何の実績もなかったナポレオンは砲兵隊長に大抜擢されることになります。ナポレオンはこの貴重なチャンスをモノにして、やがてフランスの皇帝にまで上りつめていくのです。

夢や目標に向かって努力するだけでなく、その夢が破れたときどうするか。失意に打ちひしがれることなく、「次」に向かって努力を続けることが大切なのですね。

190311普段はあまり本を読まない人でもマンガだったら読みやすいですよね。勉強だけでなく、キャリア教育にも役立つ伝記のお話です。
伝記マンガの教育的効果は予想以上に高いと思っています。ストーリーになっていることで、読んで得た知識や、沸き起こった感情が心に強く残ります。
本能寺の変について、教科書で文字だけ学ぶより、「燃え盛る寺の周りに立ち並ぶ桔梗の幟旗」の光景を絵で見たほうがずっと覚えやすいです。
豊臣秀吉、伊能忠敬、エジソンなど。小学生時代に伝記マンガに夢中になった保護者の方も多いと思います。小学校の図書館などには、こうした伝記マンガが一通り揃えられていることもあります。私も家から図書館が近かったので、毎日のように通っていました。

そんな伝記マンガのラインナップが、近年大きく変わってきています。
書店に並ぶのは、歴史の教科書に出てくる偉人たちに加え、スティーブ・ジョブズ、オードリー・ヘプバーンといった近現代の人物の伝記です。とはいえ、これまでの伝記マンガは、主に歴史を学ぶものに過ぎませんでした。
それに対して、近現代の人物に焦点を当てた伝記マンガは、子どもたちのキャリア教育に効果があると言われています。「子どもが人生の目標を持つのに一番手っ取り早いのが、憧れの人を見つけること」。
近年の伝記マンガは子どもが憧れの人を見つけるのに最高の教材だと思います。人が誰かに憧れるには、二つの条件が必要だと言われています。「一つは、かっこいい、こうなりたいと思わせる魅力。もう一つは、私でもなれそうという親近感です」。夢・志をもつための第一歩として、憧れの人を見つけていきたいですね。

190304「紅の豚」という映画を知っていますか? ジブリ映画なので、知っている人も多いと思います。この映画のポスターには、こんなキャッチコピーが書かれていました。
さて、皆さんにとって「カッコイイ」とは、どんなことでしょうか。勉強ができればかっこいい? イケメンだったらかっこいい? 教科書や参考書に答えが載っている問題ではありませんね。

 では、「あいさつ」を例に考えてみましょう。いつ、どこで誰に対しても元気に大きな声であいさつできる人もいれば、みんなが元気にあいさつする時には、大きな声を出すけれど、自分ひとりだと声が小さくなったり、みんなが大きな声を出すのだから、自分ひとりぐらいしなくてもいいんじゃないかと思ったりする人もいます。誰がカッコイイのか、言うまでもありませんね。

 もちろん、いつでも元気よくあいさつできる人は、かっこよく見せようとしているわけではなく、「当たり前のことを普通にしている姿」や「相手によって態度を変えない姿」が、かっこよく見えるだけだと思います。

 皆さんが、カッコイイと感じる人は、歴史上の人物かもしれないし、アニメやマンガの登場人物かもしれません。しかし、カッコイイと感じるのは、見た目よりもその人の言動や姿勢や生き様なのではないでしょうか。

 目立つとたたかれる今の世の中で、正しいことを貫き通すだけでも難しいです。勉強は大事です。志望校合格も大事です。ただ、男女を問わず、自分さえ良ければ的なカッコワルイ大人にはならないでほしいと思います。