生後間もない赤ちゃんが何故笑うのでしょうか。
実は、生まれてすぐの赤ちゃんは「楽しい」とか「嬉しい」といった感情は持っていません。けれども自然と笑顔を作ります。
これはお母さんに可愛がって育ててもらうための本能的な笑顔なのです。
そして、赤ちゃんは本能的に「笑う」事によって周囲の人が笑顔になり、優しくしてくれる事を体験して「この表情をすれば優しくしてくれる」と学び、笑顔を繰り返すようになる、と言われています。

また、治る確率が非常に低い難病の患者に、コメディ映画や漫画を見せて笑顔を引き出させて完治した例もあります。
この結果、笑いには「インターフェロン(ウイルスに感染した時にそれを壊す為に体内で作り出されるたんぱく質の一種)」の分泌量を増加させる」効果がある事が実証されています。

このように、笑いは不快さへの耐久力を高めます。

「一笑一若一怒一老」
中国にあることわざです。
人間は一度笑うと若返り、一度怒ると年を取る、という意味です。
それくらい笑いの効用が大きい、ということです。

みなさんは心の底から笑えていますか。