「天才だ!」さてこの言葉、誰かに言ったことのある人の方も多いと思います。

オリンピックにも出場した卓球の福原愛選手のこと知っていますか?
「天才って便利な言葉だよね。だって、天才っていったら、努力もしないで持って生まれたものだけでやってきたように思われるんじゃないかなぁ」彼女の言葉です。

「天才」という言葉を使うときは、「生まれ持った才能」という意味で使われることって多いですよね。「天才」ということでよく名前が上がる人物に、野球のイチロー選手がいますが、イチロー選手は、小学校時代、年間300日バッティングセンターに通って練習をしていたそうです。年間300日。1週間に6日です。
「なんだ、自分にもできそうだと思った人もいるかもしれません。」でもね、考えてみてください。風邪をひいたり、ケガをしたり、修学旅行があったり、家族で親戚の家に行ったり・・・。練習をできない日もあったはずです。それでも1年に300日練習をしたということは、要するに1年中毎日練習をしたということです。

「天才」=「異常なくらい努力ができる人」といえるかもしれません。
誰しも何事も練習をすればうまくなるのはわかっています。
しかし、「天才」でない人たちは、そこまで実行し続けることができません。そして、自らを守るための言い訳として、「あの人は天才だから・・・」というのではないでしょうか?
スポーツ選手や偉大な発明家のように世界で1番になるほどの人になるのであれば、「世界一の異常な努力」が必要だと思います。

けれど、皆さんの勉強においてどこの中学、高校を目指すにあたっても、「日本で1番の努力」も、おそらくは「県内で1番の努力」も必要ありません。
やるべきことをきちんと、徹底すれば道は拓けます。
最後にもう一人。サッカーの「天才」日本代表、香川選手の母校の生徒に向けた言葉を紹介します。
「努力することが大切。みんなもがんばって。」
さあ、いよいよ勝負の夏休みです。