お風呂上がりに鏡の前でポーズをとりながら、割れてきた自分の腹筋を見て、一人ニヤニヤしている人もいるかもしれません。
みなさん、トレーニングジムに行ったことはありますか。テレビで見たことがあるという人もいるかもしれませんが、そこで誰かが筋トレをしている風景をイメージしてください。どんな場所だと思いますか。実はそこにはたくさんの鏡があるのです。
では、なぜそこにはたくさんの鏡があるのでしょう。
それにはいくつか理由があります。
まず、ついてきた筋肉を見ると自分がうれしくなるからです。みなさんも一緒ですよね。ついてきた筋肉を見ることで、トレーニングの成果を確認することで、次も頑張ろうと思えるのです。どんなことに対してもモチベーションを上げることは必要ですよね。
次に、筋トレはただやみくもにやれば良いというわけではないからです。腕を鍛えるにしても、肘を何度曲げたときに一番効果が高いのかが決まっているのです。だから鏡で正しいフォームを確認するのです。それを守らないと筋肉を鍛えるどころか痛めてしまう危険性があります。何事にも正しいやり方はあるものです。
さらに、人間の体は不思議なもので、「今、俺はこの筋肉を使っているんだ」と意識すること、それだけで、トレーニングの効果が高くなるというのです。集中して物事を行うことが、やはり、大切だということですね。
こうなってくるともう分かるように、結局のところ勉強も同じですよね。モチベーションを上げ、集中力をもって、正しいやり方で勉強する。そうすれば確実に実力は上がっていくはずです。そしてそれをチェックする働きの、筋トレにおける鏡にあたるのが、保護者の方や先生たちの目であり口であり、自らの記録帳、365、ノート、そして、テスト結果であるのです。それらを通して映し出される己の姿から逃げずに、真っ正面から向き合って、自分を鍛えていこう。