先生は、歴史が好きなこともあり、
「もしも、タイムマシンがあったらどの時代に行くか」
なんてことをよく考えます。

縄文時代に行って打ち上げ花火を打ち上げたら人々は腰を抜かすだろうなとか、弥生時代に行って卑弥呼とDSのマリオカートで対戦したいなとか、平安時代に行って上空のヘリコプターから遣唐使に向けて手を振りながら通過したいなとか、考えればキリがありません。

みなさんは、どの時代に行って何を見たいですか。

実は、この問いかけをある教室の小学生にしてみました。
もしも、一つだけ行ける時間があったならばと聞いてみました。

~未来に行って宝くじの当たりの番号をメモしてくる~
~小1の自分に会って、「もっと算数を勉強しろ!」とおどしてくる~
~20歳になっている自分が美人かどうか確かめてくる~
~50歳まで生きているかどうかを確かめてくる~

なかなかおもしろい(くだらない?)ことを書いている人が多い中、先生がとても印象に残った回答がありました。

~去年死んだじいちゃんに会いたい~

一度、過ぎ去った時間を取り戻すことはできません。もちろん、じいちゃんに会うことはできません。
いろいろなものが不平等であったとしても、時間だけはすべての人にとって平等に過ぎ去っていきます。
時間だけがすべての人に平等であるといってもいいでしょう。

勉強時間の合計が多いとか少ないとか、計画をたてて勉強時間を守れとか、そういうことだけではなく、一度きりの人生の中で「今日一日」という時間を誰と共に、何をして過ごすかを決める人は、自分自身に他なりません。

特に受験生のみなさんはこのような考え方を大切にして、サポートしてくれる家族や周囲の人への感謝を忘れずにいてほしいと思います。