先生が子供のころ、お父さんから月の土地をプレゼントとして貰ったことがあります。

「何言ってんだ?この先生?」と思った人も多いでしょう。
実際、少年だった先生も「え、それどういうこと?」と思いました。
ただ、そう思いながらも、なぜかワクワクした記憶があります。
父が購入した月の土地の広さは、サッカー場1面分くらいです。
家を建てて、その周りには馬が飼えるくらいの大きな庭ができますね。(無理だけど…)

先日、このことをふと思い出し、「あれは何だったんだろう?」とネットで検索してみました。
すると、まだ販売されていました!只今、第3期分譲中。
価格は1エーカー(約サッカー場1面分)で2,700円……安っ!
それどころか、現在では金星やイオ(木星の衛星)も購入可能です。

なぜ月の土地が販売できるのか。
宇宙に関して、各国が調印している『宇宙条約』というものがあります。
その条約には、「いかなる国も月や惑星などの天体資源について権利を主張できない。」と記されています。
簡単に言うと、「どの国も天体を独り占めしちゃダメ!」ということですね。
しかしこの条約には盲点がありました。
国の所有はダメだけど企業や個人での所有についての記載がない…
そのことに気づいたアメリカの企業が所有権を主張し販売しているそうです。

「実際に月に移住できるようになったときはどうなるの?」
「もし宇宙人が住んでいたらどうなるの?」
様々な疑問はありますが、驚くほどの低価格なので冗談で買う人もいますよね。
先生のお父さんもその一人だったということです。

ただ、月の表面積はおよそ90億エーカー。
地球から見える55億エーカー分しか販売されていませんが、それでもすべて売ると約24兆円です。つまり、この会社は知識とアイデアだけで24兆円の資産を手に入れたことになります。びっくりしますね。

さいごにこれからの話をしましょう。
現在は、仮想通貨がある時代です。数年後には仮想空間上の土地の売買も普通になるでしょう。
おそらく先生たちの想像をはるかに超えた時代がやってきます。
そういう時代を生き抜くには、知識と考える力を今のうちに身に付けることが大切です。
皆さんはそのために勉強していますし、今やっている努力は必ず将来の糧になります。
皆さんの未来のために、何事にも全力で挑戦してください。