12月に入り、空気が一段と、ピリッと冷たくなってきた気がします。
あまりの寒さに、外出するのも億劫になりそうですが、外を歩くと、イルミネーションが目を楽しませてくれますね。
最近では目を見張るような装飾も多く、キラキラ輝く街並みを見ていると、なんだかワクワクしてきます。
みなさんは、このイルミネーションの起源を知っていますか?
いろんな説があるそうですが、最も有名な説の一つは、18世紀のドイツに遡ります。
マルティン・ルターという人(宗教改革をした人。社会で習った人もいますね。)が、クリスマス・イブのミサの帰り道、森の中で見た星の煌めきに感動して、子供たちに見せたいと木にロウソクを飾って再現しようとしたのが始まりだそうです。
その後、電球を使用して飾りつけをしたのは、ご存知エジソンなのだとか。

昔から人の目と心を惹きつけるイルミネーション。
暖色系の光は喜びを感じさせ、寒色系の光はリラックス効果をもたらす、というのは知っている人もいるかもしれません。
さらに光の点滅や変化による視覚の刺激と、家族や友人との共有体験が合わさって、幸福感をもたらしてくれるそうですよ。

さて、このイルミネーション、ある場所では準備に1年を費やすそうです。
テーマを決め、コンセプトを練り、光を調整するために明るさを100%から0%まで試して修正を重ねていく。
また、周囲とのバランスを考え、見え方や点灯、消灯の秒数まで、妥協なく労力を費やします。
当然、試験的に点灯するためには人がいない真夜中まで作業する必要も出てきます。
きれいなイルミネーションの裏に、こんな苦労が隠されていると考えると、何気なく見上げていた光も違って見えそうですね。
だからこそ綺麗なんだ、とも言えるかも。

さあ、これから冬行事の季節です。
イルミネーションにも負けない輝きを放てるように、努力を惜しまず頑張りましょう!未来を照らす冬になりますように。