皆さんは国語で学んだ対義語を知っていますよね。

「自由」の対義語は? 「束縛」。 正解。
「平和」の対義語は? 「戦争」。 正解。
何か重い…。
でも、よくできているなと感心します。

例えば、「原因」と「結果」。出た結果にはその過程となる原因がある。
単純な反対の言葉ではなく、表裏一体となっています。そういう対義語もたくさんあり、おもしろいと感じます。
次は、「形式」と「内容」。
能開の勉強は正に「形式」と「内容」。「形式」はノートの作り方、直しの仕方などですね。
まずは形から入り、それだけでは力がつかないことを発見し、その「形式」に自分で試行錯誤して作り上げた「内容」を注ぎ込んでいく。
そうして、学力が伸びていく。

先生が一番、ぐっときた対義語を紹介します。
それは…。
「権利」と「義務」です。
もっと魅力的な対義語が出てくると思ったでしょ。
でも、本当にそうなんです。

「権利」とは手に入れた自由であり、夢、目標です。しかし、簡単に権利を得られるわけではありません。
大人の世界では「納税の義務」があります。税金を払い、大人は権利を得ているのです。
その権利とは日本という国の中で暮らさせてもらうという権利です。
義務を果たし、権利という対価を得ているのです。

もっと言えば、僕は将来金持ちになりたい。
でも、働くのは嫌なんだ。
こういう人がいたとすると、皆さんも「ふざけてるのか」って思うよね。
そう。
義務を果たさずに権利だけを求めるのはおかしな話です。

では、考えてみてください。
皆さんが将来、手に入れたい権利は何ですか?
お医者さんになりたい。
学校の先生になりたい。
〇〇中学に合格したい。
〇〇高校に合格したい。
とにかく強い男になりたい。
とにかくかっこいい人間に… などなど。

その思い描いた権利を手に入れるためには義務を果たさなければならない。
では皆さんの義務とは?

勉強すること。みんな、そう思うよね。
でも、違う。

皆さんの義務は何か。
それは…。

「成長」することです。
勉強ができるだけでは皆さんの思い描く権利は叶えられない。
今よりも、一歩でも、二歩でも、「成長」することで思い描く権利に繋がっていく。

「成長」するためには何が必要か。
それは、今の自分を少しでも超えていくことです。
そのために能開には「ゼミ」があり、「講習会」があり、「合宿」があるのです。
素晴らしいね。能開って。

この夏は「成長」するために、家族や友達と思い切り遊び、能開で思い切り勉強し、2024年夏にしかできない色々な経験をしてください。

気づけば、今よりももっと成長して、みんなの思い描いた「権利」に近づいているはずです。