勉強をしようと机に向かうものの、始めのうちはなかなか集中できなかったのに、時間が経つにつれて自分でも驚くほど勉強がはかどった経験はありませんか?
また、乗り気ではなかった部屋の掃除も気がつくと必要以上に細かい部分まで掃除をしていた…など。
これは脳の「側坐核(そくざかく)」という部分が深く関係しています。
側坐核は脳のほぼ真ん中、左右に1つずつにあります。
この部分が刺激されると脳内物質が分泌され、「やる気」を引き起こします。
しかし、この側坐核は「勉強を頑張るぞ!」「部屋を掃除するぞ!」と思っていても活発に動き出してはくれません。
側坐核は「実際に行動する」ことで活発に動き出し、一度働き出すとどんどんやる気が出てきます。
始めに書いたものも「実際に勉強や掃除をする」ことで側坐核が刺激され、やる気を引き起こし、そのやる気が継続することで想像以上の成果に繋がるのです。
やる気が出ないな、感じたときは「実際に行動する」ことから始めてみましょう。
そのあとは自然とやる気が出てきますよ。
最後にひとつだけ大切なポイントを。
実際に行動するときの始めの一歩は「ハードルの低い部分から手をつける」です。
最初からいきなり応用問題を解くのは大変ですね。
勉強も運動と同じでウォーミングアップが必要なのです。
例えば、その日1日の勉強計画を立てる・英単語を読む・昨日解いた問題の復習としてノートを見直す、などです。
皆さんのちょっとした行動が脳を活性化させ、やる気を引き出します。
試しにやってみて、本当かどうか確かめてみましょう。