も~いくつ寝ると一年が終わります。
この一年の終わり表す言葉に年末と年の瀬がありますが、この2つは同じような意味として使っている人が多いのではないのでしょうか。
つまり、特に区別せずになんとなくの感覚で使用しているはずと言えます。
ただ、年末と年の瀬に関しては厳密に言えば意味が異なっているため、その違いについて適切に知っておくのもよいでしょう。
年末はその年が終わりそうな時期という意味であり、これは年の瀬にも含まれている部分です。しかし、年の瀬にはさらに慌ただしいという意味が含まれていて、その年の終わりを感じつつ、忙しさを感じさせる時期を表した言葉なのです。
年の瀬という言葉には、瀬という漢字が使われていますが、この瀬というのは川の浅い部分を指しています。この川の浅い部分は流れが速いため、忙しい、慌ただしいというイメージが連想できるので、年の瀬という言い方をしているわけです。
こういったところが年末と年の瀬という言葉の違いであり、特に年の瀬という言葉に関して、私たちは正しい意味を理解したうえで使っていくべきだと思います。
皆さんの勉強においても、どうしても忙しい、慌ただしい時期は確実にあります。
今まさに講習会に取り組んでいる皆さんにも十分に実感できる言葉と言えるのではないでしょうか。
川にも忙しい部分があるように、皆さんの勉強にも忙しい瞬間は確実に存在しています。ただ、その忙しい瞬間はずっと続くとは言えず、いずれ心にゆとりを持ちながら勉強ができる瞬間が来るでしょう。
川だって全部の地点で流れが速いわけではなく、流れが緩やかな場所もあるわけですから。
忙しい時期は肉体的にも、精神的にも辛いと言えますが、それが永遠に続くわけではない、「やまない雨はない」と思いながら講習会を乗り越え新しい年を迎えましょう。