ブラジルにある世界最大の…と言えば、すぐに思いつくと思います。そう、アマゾンの熱帯雨林ですね。広大な森林地帯で、その呼吸によって多くの二酸化炭素を取り込み、地球耘温暖化を防ぐ働きにもなっています。しかしここの熱帯雨林で多くの火災がおきてしまいました。昨年の2019年は例年より30%増しの件数でした。
さて何故これらの火災が多くなったか?その理由を諸君も検討がつくと思います。以前より熱帯雨林地帯では焼畑による伝統的な農業が行われてきましたが、これとは別の理由で、今、森が焼かれています。
それは牧草地を作るために違法に熱帯雨林に火を放っているそうです。つまり牛を育てるためです。今、世界中の多くの人が牛肉を食べるようになっています。世界が多くの接触と情報を共有する中で、世界中が欧米化した食生活に変わりつつあるのです。
日本もそうです。50年前に比べれば魚介類より牛肉等を食べる人が圧倒的に多いです。豊かになった中国でも牛肉が食べられ始めました。みんなが牛肉をたべて、その原因で森が失われているのです。もちろん悪いことではないです。しかしその国その地域独特の食べ物もだんだん姿を消すことにもなっています。文化が変わろうとしているともいえます。
食文化という言葉もありますね。コロナウイルスが感染拡大している今、世界は余りに独自性つまり個性のようなものをなくし、世界中どこでも同じような文化や食生活になっていくことの弊害がみられます。難しいことですが、それぞれが独自の個性をもち、その上で世界中が協調する、仲良くなっていく、そんな世界も必要だと思います。
皆さんはどう思いますか?