2003164月になりました。いよいよ新学年のスタートです。

みなさんは「春」「新学年」という言葉からどんな「色」をイメージしますか。
おそらく多くの人が「桜色」を思い浮かべるのではないでしょうか。

このように、私たちの思考や心理と「色」には密接な関係があります。普段の生活で目にする様々な色にも意味やメッセージが込められていて、私たちは無意識のうちにそれらの影響を受けていることが多いです。

例えば、信号。「止まれ」に「赤色」が使われているのは、「注意」「注目」をイメージさせる色だからです。また、赤色は「安さ」をイメージさせる色でもあります。スーパーのチラシやセールで赤色を目にすることが多いのはそのためです。逆に高級ブランド品を売るには不向きな色と言えます。

様々な会社には、その会社のシンボルとなるロゴマークがあります。このロゴマークで世界的に一番使われている色は「青色」だそうです。ティエラコムのロゴも青色ですね。これは「知的さ」「誠実さ」「信頼感」など、企業イメージをアップさせる多くの効果が見込める色だからです。海や空の色でもあるので、さわやかで広がりのある印象も受けますね。

ですが、食べ物屋さんのロゴに青色が使われていることは少ないとは思いませんか。これは、青色には「食欲減退」の効果もあるからです(ご飯を食べる時に青色の箸を使うとダイエット効果があるかも!?)。

 このようにとても奥の深い色の世界。もっと目に訴えかける直接的な部分では、学校や能開の教室にもある非常口マークが緑色なのは、もし火事になったときに炎の中で一番目立つ色だからです(緑色と赤色が、互いに一番引き立てあう補色の関係にあるからです)。

まだまだ私たちの身の回りで使われている色にはたくさんの意味や効果があります。「なぜこの色が使われているのか」。気になったらぜひ調べてみてください。

 新型コロナウィルスの影響でいつもとは様子が異なる4月。こんな時こそ、いつも以上に前を向ける「色」をそれぞれがイメージしながら、新しい生活をスタートさせましょう。