「勉強って何のためにするのだろう。誰のためにするのだろう。」と考えたことはありますか。
「勉強が好きで好きでたまらない!」という人はいますか。
「わ~い、勉強だ!勉強だ! やったあ!」と感じている人はいますか。
私が知っている限りでは、そのような人はいません。
「勉強はあなたの将来のため。だから我慢してやらなければならないのよ。」と家族の人から言われた記憶はありませんか。
確かにそう言えるかもしれません。
皆さんの中には、今はまだ自分の進みたい方向がはっきりしていない人がいるでしょう。
世の中の職業にどのようなものがあるか、よくわからない人もいるでしょう。
だから、将来のための勉強と言われても、なかなか理解できないかもしれません。
「勉強は何のためにするの」という問いに対して、あえて私は、
「社会にでて、周りの人のため、家族のため、そして自分のために、今は出来る勉強をやるのだよ」と答えたいと思います。
例えば、君たちのお父さんやお母さんのことを考えてみてください。
お父さんやお母さんは、仕事や家事を通じて社会の役に立ったり、皆さんの世話をしたりしています。
何も自分のためだけに仕事をしているわけではないはずです。
仕事を通じて周りの人のためになったり、君たちのために働いたりしているわけです。
そこには愛すべき、幸せになってほしい家族があるからです。
だから一生懸命働けるわけです。
“周りの人のためにする勉強”なら、少しは我慢して取り組めると思いませんか。