誰もが知っている故事成語に『百聞は一見に如かず』がありますね。
言葉通り、聞くだけではなく、実際に見てみないとわからないという意味です。
本日は、この故事成語の続きを紹介します。「続きとかあるの?」と思った人もいると思いますが、実はあるのです。
しかも、結構長いのが・・・
百聞は一見に如かず(聞くだけでなく、実際に見てみないとわからない。)
百見は一考に如かず(見るだけでなく、考えないと意味がない。)
百考は一行に如かず(考えるだけでなく、行動するべきである。)
百行は一果(効)に如かず(行動するだけでなく、成果を出さなければならない。)
百果(効)は一幸に如かず(成果をあげるだけでなく、それが幸せに繋がらなければならない。)
百幸は一皇に如かず(自分だけでなく、みんなの幸せを考えることが大事である。)
さいごは、自分ひとりの幸せだけでなく、他の人の幸せを考えようという教訓になっています。
本当に奥の深い故事成語ですね。
それでは、この故事成語を、皆さんの現状に置き換えて考えてみましょう。
皆さんのほとんどは、「勉強を頑張らなければいけない。」と思っているでしょう。
そう思うだけで、二行目まではクリアです。すばらしい!
しかし、『百考は一行に如かず』考えているだけでは意味がありません。具体的に何をどう勉強するのか計画をたてて行動に移しましょう。行動なしでは、何も変化しません。
そして『百行は一果(効)に如かず』その行動が結果に繋がります。
受験生としての結果は、志望校合格になりますね。
努力は必ず報われると信じて、精一杯勉強していきましょう。
ただ忘れてはいけないのが、『百果(効)は一幸に如かず』です。
志望校合格を、その先の幸せに繋げていきましょう。
能開の勉強は、「勉強の仕方」を学ぶものです。将来的に役にたつ勉強法や考え方を学ぶことが大切。そのことを忘れてはいけません。
そしてもう1つ、決して勉強を止めないことが重要となります。
『一つの成果=受験合格』かもしれませんが、『受験合格=真の幸せ』とは限りません。
進学した学校で、更に成長することが重要です。
そのためにも、『先のことを考えながら、今を生きる』その姿勢を忘れないで下さい。