昨日、大阪の万博広場にある太陽の塔の内部が一般公開されるというニュースがありました。大阪万博が開かれたのが1970年ですから、途中で限定的な公開があったとしても、48年前ぶりの公開になります。
大阪万博は1970年に大阪で開かれた博覧会で、77カ国が出展。半年で640万人が来場しました。1日の最高来場者数は83万人という、とんでもない大イベントでした。三波春夫が『世界の国からこんにちは』と万博音頭を歌い、小学生だった私のクラスでも、その年は万博の話でずっと盛り上がっていました。夏休みの自由研究も、ほぼクラス全員が万博をテーマにしたものでした。
万博には私も5回ぐらい行った記憶があります。様々なパビリオン(展示館)のパンフレットや公式ガイドブックは、今でも家に残っています。あの太陽の塔の中にも入ったことがあり、薄暗い塔の中に三葉虫や恐竜、原始人などの模型が展示されて、生命の進化を表現したものでした。エスカレータで最上階まで上ると、太陽の塔の腕の部分から外に出て、万博広場の屋根を通って地上に降りたことを覚えています。
大阪万博のテーマは「人類の進歩と調和」でした。前の年にアポロ11号が月面着陸して持ち帰った月の石やリニアモーターカーの模型が展示されたり、ワイヤレス電話の体験もできました。今では当たり前となったスマホや携帯電話の技術も、これが原点だったようです。
今、世の中の技術の最先端とされる人工知能(AI)も、車の自動運転やスマートスピーカのように、これからどんどん私たちの生活の中に入っていくでしょう。人工知能を使いこなすことで、私たちの生活は更に豊かなものになると思われます。その時に大切なことは、常に勉強(研究)を続けること。最先端の勉強(研究)を続けることで、私達は人工知能に使われるのではなく、人工知能を使いこなす側に立つことができるそうです。小学校でプログラミングを勉強するようになるのもこのためですね。
48年前に予想した未来の技術が今実現しているように、この先も様々な技術が開発され、実現していくでしょう。しっかり勉強して、しっかり使いこなしていきたいですね。