171204「勇気をだせ。
たとえ肉体に、いかなる欠点があろうとも、
我が魂はこれに打ち勝たねばならない。
25歳、そうだ、もう25歳になるのだ。
今年こそ、本物になる覚悟をせねばならない。」
by Ludwig van Beethoven

これは皆さんも良く知っている、音楽家ベートーヴェンが25歳のときに自分の手記に残した言葉です。
彼は25歳頃から聾疾(ろうしつ 耳の病気)がひどくなり、聴力を失っていきました。
聴力というのは音楽家にとって命のようなもの。
それを失っていく、恐怖や絶望感、そして苦悩はすさまじかったはず。

でも、彼は決して音楽を諦めなかった。
そして、私たちが知っている「運命」や「歓喜の歌」という曲を作りました。
これらは、彼が聴力を失ってから作った曲です。
耳が聞こえなくなっていく圧倒的な現実を前に、25歳のベートーヴェンは、きっと自らを鼓舞すべく、手帳にこんな言葉を記したのでしょう。聾疾という試練にひるむことなく、全情熱、全生命を音楽に捧げつくしたところに、ベートーヴェンという人の偉大さがある。

本物になる覚悟をせねばならない。
受験生たちよ!あなたは本物になる覚悟ができているでしょうか?
大事なのは、肉体や能力ではなく、“覚悟”です。 
「さあ 勇気を出せ!我が魂に打ち勝つぞ!!」