今日は先生の大好きな「蟹の話」。先生は福井県でうまれたので、毎年のように越前蟹を冬場に美味しくいただいていた。最高の食べ方は蟹のしゃぶしゃぶ。湯通ししたときに蟹の実が花のようにふわぁ~と広がる。何とも綺麗なんだ。
蟹は冬のイメージが強いが、5月はタラバガニのシーズン。季節ごとに美味しい蟹があるから、調べてみるといいかも。
そんな蟹の一種「タカアシガニ」をみんなは知っているだろうか?「生きている化石」と呼ばれている巨大な蟹で、節足動物では世界最大と言われている。
生息場所は日本近海の深海(150m~800m)。成熟すると、脚を広げて3.8mになるものも。甲羅の幅は40cmほど。とにかく大きい。
でもあまり美味しくない。だから食用というよりは、よく水族館などで観賞用として飼われている。見たことがあるかも知れないね。中には100年ほど生きるものもいるそうだよ。
この「タカアシガニ」、蟹だから脱皮をくり返し、その度に大きくなるのだが、脱皮は命がけだということを知っているだろうか?
タカアシガニの脱皮に要する時間は大きいものだと約6時間。脱皮の途中は無防備になるため、敵に狙われる。また脱皮はすごく繊細で途中に他の蟹とぶつかっただけで、脚が曲がったり、脱皮に失敗してしまうこともある。失敗すると最悪の場合、死に至る。
蟹はなぜそこまでして脱皮するのだろう?大きくなりたい、新しい自分になりたい、のかも知れない。脱皮すると以前に失った脚やはさみも元に戻るんだ。
みんなもいろんなタイミングで成長しているんだよ。心の脱皮をくり返している。成長してきて、自分の殻が小さくなって、さらに大きくなるために脱皮をする。どんどん脱皮して大きくなろう。
EXオープン模試、ゼミ、講習会、合宿、君はどのタイミングで脱皮し、大きくなるのだろう? 楽しみだね!