160425先日、テレビでミツバチの科学番組を見ました。ミツバチは数万匹でひとつの集団を作り、女王蜂を中心に生活しています。ミツバチにはそれぞれの役割があります。
花から蜜を集めてくるのはもちろんですが、幼虫にえさをあげるハチや、蜂の巣を作ったり修理するハチ、敵がおそってきた時に戦うハチなど、たくさんの役割があります。ハチは集団で生きていくために、それぞれが自分のできる役割を果たしているのです。

でも、それぞれの役割がどのように決められているかは、まだよく分かっていません。女王蜂がリーダーのように思えるかもしれませんが、女王蜂は卵を産むのが主な役割で、他のハチに命令や指示を行っているのではないことが明らかになってきました。

では、誰がハチに命令しているのでしょうか。その答えはまだ見つかっていません。もしかすると、ハチは数万匹の集団の中で自然にそれを感じ取り、誰に命じられるのでもなく、自発的にそれぞれの役割を果たしているのかもしれません。

いま、熊本で苦しい生活を送っている人たちがいます。そして、日本の多くの人たちは、その人たちを何とか応援したいと考えています。では、私たちに何ができるでしょうか。
直接ボランティアに行くことだけが応援ではありません。小さなことでもいいので、自分にできることを考え、その役割を果たしていけば、熊本の人たちが元気になる日が、一日でも早くやってくるかもしれませんね。