160322もしみなさんが海外の人に日本の文化を紹介するとしたら、何を紹介しますか?
歌舞伎、アニメ、三味線、書道、サムライ、カラオケ…
日本には海外に誇れる文化がたくさんありますね。その中で、先生がもっとも素晴らしいと思うもの、それは「お弁当」です。

オーストラリアに留学をしていたころの話です。
ホームステイをしていた先生は、ホストマザーから昼食を作ってもらい、それを持っていくことにしていました。
緊張しつつ、初めての登校。先生が学習するクラスには、韓国やサウジアラビア、タイなどいろいろな国から生徒が集まっていました。英語を使う面白さを感じつつ、いよいよ楽しみにしていたランチの時間がやってきました。弁当箱を開けるとそこには・・・

レタスとトマトを野菜ではさんだものと、フルーツ。
「あれ?!これだけ??」と思ってしまったことを覚えています。

食べることが大好きな先生にとって、それはとても衝撃的な出来事でした。朝食や夕食はたくさんの量が出てきますので、おなかがすくということはありませんでしたが、日本のお弁当とは全然違ったことにとても驚きました。

帰ってきてから知ったのですが、日本のようなおかずがたくさん入っているお弁当は海外では珍しいとのこと。みなさんが学校へ持っていったり、お店で買ったりする弁当は、外国の人にとっては立派な「Japanese Culture(日本の文化)」なのです。

実は今、アメリカなどでは日本のお弁当が大ブームとなっているそうです。「Bento」(弁当)という言葉が出来ているほどです。
先生の将来の夢は、ホストファミリーにもう一度会いにいき、日本のお弁当を作ってあげることです。

みなさんもテレビやインターネットだけでなく、ぜひ自分の目や耳で海外の文化に触れてみてください。新しい発見やその時にしか感じることの出来ない新鮮な体験が、みなさんを待っていますよ。