2月も半分が過ぎましたね。
今年は特に暖かかったり、寒かったりを繰り返し、その日その日の天候に一喜一憂する日々を過ごしています。
さて2月は如月(きさらぎ)とも言われることを知っていますか。
これはそもそも旧暦の2月(今の3月頃)の異名です。
「如」という漢字には「従う」というような意味があり、「何かが動き出すと、それに伴って、他のものも動き出す」という意味で使います。
つまり、「如月」は、「草木や生物が次々に動き出す季節」であることを意味しています。
もちろんこれは旧暦の話であって、新暦の2月とは状況が異なります。
また、この「如月」という名称は、昔の中国で2月を表すことばで、それをそのまま文字だけ使っているのです。
「きさらぎ」という読み方の語源には
衣更着(衣をさらに着る)・・・寒さがぶり返すため、衣を更に重ねて着ることから
気更来(陽気がさらに来る)・・・春の陽気がさらに増してくる時期だから
生更ぎ・・・草木が生き生きとし、芽吹く季節だから
など、いろいろな説があります。
本来は今の3月頃を指し示す季節であることや、3月をあらわす「弥生」は「弥(いよいよ、ますます)生(草木が芽吹く)」季節であることを考えると、「如月」=「生き生きとし始める季節」と考えたいですね。
春の訪れが感じられる時期です。新年度に向けて、皆さんがさらに生き生きと成長していくことを期待しています。