最近、どこに行っても外国人観光者の人たちをよく見かけますよね。その人たちに英語で道を聞かれたり何か尋ねられたりしたことはありませんか?
レプトンで英語を学習したり、英語合宿に参加した人たちは、何を言われているか、それにどう答えたら良いか、すぐに分かる人もいるかもしれません。
でも、ほとんどの人がとっさに受け答えするのは難しいのではないでしょうか?
今から○年前、先生が大学生だったころ、通っていた大学で、色んな大学や研究機関の教授たちが集まり、研究発表会が行われました。その中には、外国人の方々もたくさんいました。そこで、大学を訪れた教授たちに大学内の説明をしたり、道案内をしたりといったガイド役を、学生たちから何名か選ぶことになったのです。そして、なぜか、先生がその中に選ばれてしまいました。その理由は、ただ、英語のテストの点数がたまたま良かった、ということ。とにかく暗記することだけは得意だったので、テキストの内容を完璧に覚える学習法でテストを乗り切っていました。単位がもらえればそれで良いと思っていたんですね。でも、それって「英語」という教科で良い点数を出しただけで、「英語」という言語を理解して、「話せる」ということではありませんよね?
もちろん、最初から自分にまともにガイド役ができる自信は全くありませんでした。研究発表会の日は外国人の教授に何か尋ねられてもちんぷんかんぷん。ガイド役なのに、役立たずなまま研究発表会は終了。「実際に話す」英語と、「勉強する」だけの英語の違いが身にしみて分かった体験でした。
ティエラでは、英語に直に触れる機会がたくさんあります。春から、中学生は新しい実践的な英語講座が始まりますし、新しい英語合宿もあります。英語が苦手だな、という人も、ぜひ積極的に参加してみてください。テストのために一人で勉強する英語はしんどいかもしれないけれど、人とのふれあいを通じて体で覚えていく英語はきっと愉しいはずです。愉しければ、英語が好きになってもっといっぱい話したくなるでしょう。そのようにして身についた語学力は、きっと一生使える武器になります。
先生の英語はいまだに大学時代の役立たずレベルから成長できていませんが、今年こそ、外国人の方に道を聞かれた時、スマートに教えてあげられるくらいにはなりたいな、とひそかに決意しています。