こんな話がある。
砂糖やジャムなどを入れる少し大きめのビンの容器がある。
ある先生が「このビンをできるだけ重くなるように身近にあるものを入れていっぱいになるようにしてください。」という問題を生徒に出した。
ある生徒は石を詰め込んだ。
先生は「それでいっぱいですか?」と尋ねた。
生徒は考えて小石を隙間に入れた。
先生はまた「それでいっぱいですか?」と尋ねた。
生徒は今度、砂を目一杯入れた。
先生はまたまた「それでいっぱいですか?」と尋ねた。
生徒はうなずいた。
先生はそこに水を流し込んだ。
水を入れる発想、なかなか出てこない。しかし、それが工夫というものだろう。
皆さんの状況に置き換えてみてください。
石を入れて「もうできた」と満足している人、石と小石を入れて満足している人、石と小石、砂までいられている人…。
そして、なかなか行きつかないかもしれないが石と小石、そして砂、その上に水までいられている人。
詰め込むことが大事ことではなく、もう一歩の工夫で水まで入れられるような人が大きな成果を出すのだと思う。
もうすぐ冬期講習会。改めて自分の状況を見返し、もうひとがんばりしてみたら見る世界が変わるかもしれない。