1勝2分21敗。
皆さんは、この数字が何か分かりますか?
2015年9月20日、イギリスで開催されている第8回ラグビー・ワールドカップで日本代表チームは世界ランキング3位、優勝2回を誇る南アフリカ代表チームに34-32で見事に勝利しました!ニュースで見た人も多いのではないですか?先生もニュースで始めて興味を持って、少し調べてみました。そこで出てきたのが、上の成績です。
過去7回の日本代表の成績は、1勝2分21敗。どう見ても良い結果ではありません。1987年の第1回大会から連続7回出場してきた中で、日本代表チームは1991年の第2回大会でジンバブエに勝ったきり、24年間=18戦連続して勝つことができませんでした。
では、そのように世界の中では決して強いとはいえないラグビー日本代表チームが、なぜ今回は世界最強ともいえる南アフリカ代表に対して見事に勝利を飾ることが出来たのでしょうか?
実は、今回も敗戦するであろうという事前の予想がほとんどでした。しかし、日本代表は決して諦めなかった。自分達の可能性を信じた。今大会に備え、前回大会が終わった4年前から準備をしてきていたのです。
例えば、チームの合宿では、なんと朝4時から夜9時まで練習しています。休憩を挟みながらもなんと17時間。選手達は「世界一の練習をしてきた」と口をそろえます。
また、自分達よりも強いチームと何回も戦い、敗戦を繰り返してきました。強豪と戦うのだから、負けるのは当然です。でも、だからと言って弱いチームと戦って勝ったとしても成長しない。強いチームと戦って負ける中で自分達の弱点を見つけ、そしてその弱点を克服するためにまた厳しい練習を積み上げて、、、それを繰り返してきたのです。
そのような「努力と工夫の繰り返し」が、今回の「大金星」を生み出したのです。一見不可能に見えるような夢や目標でも、「努力」と、「あきらめない気持ちを持って継続すること」で叶うのです。ラグビー日本代表チームは、私たちにそれを見せてくれました。
さて、ティエラでは10月~11月に「EXオープン模試」「全国統一小学生テスト」「全国統一中学生テスト」など、いつもにはないたくさんのテストがあります。
もしかすると、皆さんにとってはとても高い壁になるかもしれません。テストはいやだなぁ、なんて思う人がいるかもしれません。しかし、それを恐れて逃げたり、きちんと準備をしないでいたら、ずっと良い結果を生み出すことは出来ないままです。
一問一問でかまいません。自分難しいな、出来ないな、と思う問題にこそ挑戦してみましょう。
五分十分でかまいません。いつもの自分の勉強時間を少しでも伸ばしてみましょう。
その繰り返しが、きっと皆さんをワンランク上に成長させてくれます。
自分の可能性を信じて、努力し続けていきましょう。
最後に
ラグビーワールドカップは、この後も予選が2試合残されています。見事勝ち抜けば、決勝トーナメント進出です。
どのような結果が出るにしろ、最高の努力してきた日本代表チームを、皆で応援しましょう!