150406この原稿を書いている3/30現在、春の選抜高校野球選手権大会では4強(ベスト4)が出そろっています。
先生の地元(福井県)からは、敦賀気比高校が昨年の夏の大会に続いて4強に入っています。
昨日の準決勝では静岡高校と対戦し、9回裏でのサヨナラ勝利を収めた今年の敦賀気比。確かに野球は9回裏・2アウト以降(あと一人…)の土壇場でのサヨナラや逆転が起こりうるスポーツ。観客はこういった展開に大いに感動し、純粋でまっすぐな高校生たちの「ドラマ」に気持ちが高揚します。
(※編集部注 4月1日に敦賀気比高校は北陸勢で初優勝を成し遂げました)

先生が学生時代、地元の福井商業高校が春の選抜大会で準優勝しました。北陸代表としては初の準優勝だったと記憶しています。このときの決勝戦は、今でも脳裏に焼きついています。
結果は0-2で浜松商業に敗れたのですが、当時の常識(世間の前評判)では、特に春の大会は「雪国の代表校は勝てない」というものでした。理由は単純。冬場は積雪や降雪のために練習ができないから(不利だから)というものでした。しかし、そんな理由は昨今の各種スポーツの結果をみる限り、何の根拠にもならない気がします。
冬場に屋外練習する機会に恵まれない分、屋内でどうトレーニングしていくか。まさに、物理的な(外的な)マイナス要素をいかにプラスに転じさせるかを「メンタル面」も含めて「コーチング」していく監督やコーチ、そして保護者の支え。こういった要素が選手たちのモチベーションや総合的な力を確実に上げていくのだと感じています。
今大会は高校生の野球の全国大会が開催されてから100年目の記念すべき大会だと、テレビで数十年ぶりに「開会式」を観たときに知ったのですが、敦賀気比高主将の篠原くんの落ち着いて一言一言をかみ締めるような選手宣誓の中には「大好きな野球ができることへの周りのみなさんへの感謝の言葉」がしっかりと入っており、こちらも大いに感動しました。
 
さて、ティエラに通うみなさんは、目標に向かっての新しい年度のスタートを切りました。自分自身の向上心の元、あるいは家族の期待や願いを受けての「通う目的」を持ってのスタートです。

9回裏でのサヨナラや逆転劇を入試や進学時に見せるというより、自分の目標を「高く
掲げて、この1年で「どうやってそこに到達するのか」を先生たちと共有しながらスタートするような「逆算の思考」で春のスタートを切りませんか?
「先行型で確実にステップアップ! 節目節目を迎えるまでの「先を見越した生活実践!
「能開五訓」の中の「断じて中途でやめるな。中断はゼロである。」というフレーズを今一度みなさんと共有して、新しい道を「永く」歩みたいと考えています。