世界中がワールドカップに注目する中、日本対デンマーク戦では、夜中に起きて本田選手のゴールを見ました。得意の無回転のシュートが見事に決まって先取点。3点目はもっとすごかったですね。ゴール直前で、自分でシュートできたにもかかわらず、となりの岡崎選手にパス、岡崎選手もえらいよね。これを見事にゴール。「こんな日本チームは見たことない!」、素晴らしい活躍でした。
本田選手の試合後のインタビューもかっこいい。
「もっといけると思っていたから満足していない」というのも「プロ」を感じさせるすごい言葉でしたね。
小学生の頃、おじさんに「練習の後に記録しないとうまくはならないよ」と言われた本田選手は、それ以来ずっと「練習日誌」を書き続けたそうです。「今日の練習でよかったこと」や「課題となるところ」「がんばったところ」「コーチに注意されたこと」など、欠かさず記録したそうです。こういう話は、本田選手以外にも聞いたことありますよね。たぶん、大リーグのイチロー選手もそうだったと思います。
私たちは、毎日色々なことを思って生活しています。瞬間、瞬間に。「あの花はきれいだ」とか「明日の日曜日は、どこに行こうかな」とか。でも、思うことはできても、「考える」ことが苦手だなあと思っている人は少なくありません。その証拠に「最近の学生は考えることがうまくできない学生が多い」となげいている大学の先生も少なくないからです。
そこで提案です。考えることが苦手な人は、まず書いてみることです。「思った」ことを「書いてみる」。はじめは「メモ」でもよいのです。箇条書きに思った事を書いてみる。そして、さらに文章にして「書く」ことをする。「書き始める」と「思う」が「考える」に変わります。つまり、「書く」ということは「きちんと思う」ことなのです。本田選手はこのことを長い間続けたのです。
大人も子どもも、多くの人は、この「きちんと」ができないでいます。
今日は、「書く」という行為が、君たちが思っている以上に、「威力」のあることだということを書きたかったのです。だから、書いて、書いて、書きまくれ!!