1501192015年の1月も半ばを過ぎようとしています。
私たちは「1年」という期間を、新年を迎えるときくらいしかなかなか意識しません。考えてみれば、私たちの寿命は男性で80.21歳、女性で、86.61歳(いずれも厚生労働省調べ)。
長いような、短いような、どうもよくわからない期間ですが、いずれにせよどうやら私たちは地球に乗っかって、太陽の周りを80回くらい回るまでは、健康上特に問題が無ければ生きていられるようです。(先生個人は22世紀をこの目で確認できるまで生きたいと前向きに考えています。能開の先生には長生きしそうなタイプが多いと思いませんか?君の教室の先生はどうでしょうか?)

世界の他の国々に目を向けてみましょう。
コンゴ民主共和国、ナイジェリアなどアフリカの多くの国で男性・女性ともに平均寿命は50歳以下という統計が出ています。またアフリカ以外でも、インドやアフガニスタンなど貧富の差が激しかったり、政治の情勢が安定しない国でも60歳以下という統計もあります(WHO調べ)。
先生は専門家ではありませんので、その地域の人種の違いや食べ物の違い等による寿命の差については説明できませんが、ただ、統計を何度見ても「どうやら経済的に豊かな国のほうが長生きできる」という傾向があることは間違いないようです。

しかし以前に、大学入試の論文資料でおもしろい統計を目にしました。
「あなたは今、生きていて幸せですか?」の問いかけにいろいろな国の若者が回答した結果の統計なのですが、寿命世界一の日本の若者が「幸せです」と答えた率が、世界で43位。
そして先に挙げたアフリカの国々の若者が「幸せです」と答えた率が世界の最上位に多数ランキングされていたのです。経済的に豊かであれば心が豊かであるというのは、どうやら万国共通の考え方ではないようです。

人は残された時間が短いと本気になり、充実し、前向きに生きようとする。逆に残された時間が途方も無く長すぎると(小学6年生の女の子だったら、平均寿命まであと約74年!!なげえ~!)人は前向きになれず、本気になり、充実し、「ああ。生きてて幸せだな~。」と感じることが下手になってしまうのかもしれません。

★次のゼミまで6日間もあるから余裕だぜ。
と考える月曜日なのか。

★次のゼミまでの6日間などあっという間だから、今日は何をやっつけてやろうか。
と考える月曜日なのか。

しょせん成績の差なんて、生まれつきの能力や、素質に左右されるよりも、この「時間」に対する考え方に左右されている結果なのかもしれません。

この記事を読んでくれた君。

君が大切な中学受験や、高校受験や、大学受験を迎えるまでの「時間」が長いのか、短いのか。一度真剣に考えてみてくれ。その日までの時間を刻む秒針の音が聞こえてきたか?
聞こえた君はきっと成功するはず。先生はそう思います。