みなさんは、宝塚歌劇団が最初に行った劇が何か知っていますか?
宝塚歌劇団は兵庫県の宝塚市にあり、歌舞伎が男性だけの舞台なのに対して、出演者は女性だけで、華やかで美しい舞台が魅力のとても有名な歌劇団です。宝塚歌劇団出身の女優さんも多く、見たことはなくても、名前を聞いたことはあるのではないですか?
その華やかな舞台で最初に行った劇は、なんと「桃太郎」だそうです。
先日、テレビでたまたま宝塚歌劇団に関する番組がありました。先生は、特に宝塚歌劇団に興味はなかったのですが、見ているうちに興味深い話を聞きました。
もともとは、お客の来なかった室内プールにフタをして作った簡単な舞台に、女性だけで桃太郎を題材した『ドンブラコ』という劇から歌劇団がスタートしたなど、今からはとても想像できないエピソードに「へー」と思いながら見ていました。
中でも、先生が「ええっ!?」とびっくりしたのがすると、宝塚歌劇団に伝わる「ブスの25箇条」という言葉です。宝塚歌劇団には「清く、正しく、美しく」という言葉がぴったりのイメージを持っていたからです。
でもよく聞くと、これは人の内面がブスにならないように注意を促す内容になっていて、何よりも人間として内面磨きが重要であることをつたえるものでした。
その宝塚に伝わる「ブスの25箇条」の内容はこれです。
1 笑顔がない
2 お礼を言わない
3 おいしいと言わない
4 目が輝いていない
5 精気がない
6 いつも口がへの字の形をしている
7 自信がない
8 希望や信念がない
9 自分がブスであることを知らない
10 声が小さくいじけている
11 自分が最も正しいと信じ込んでいる
12 グチをこぼす
13 他人をうらむ
14 責任転嫁がうまい
15 いつも周囲が悪いと思っている
16 他人に嫉妬する
17 他人につくさない
18 他人を信じない
19 謙虚さがなく傲慢(ごうまん)である
20 人のアドバイスや忠告を受け入れない
21 なんでもないことに傷つく
22 悲観的に物事を考える
23 問題意識を持っていない
24 存在自体が周囲を暗くする
25 人生においても仕事においても意欲がない
宝塚の稽古場にいつのまにか貼られていたこの「ブスの25箇条」はいったい誰がいつ書いたのかわからない伝説の教えなのだそうです。
どうでしょうか?
これを聞いて、先生も自分のことを反省…。
君たちはどうですか?
できていない部分があれば、少しずつでも変えていけば、自分も、周りの反応も変わってくると思います。
能開で学んでいる君たちには、勉強だけでなく、内面も魅力的な人になってほしいと思います。