夏が過ぎ、あっという間に10月を迎えようとしていますね。
10月を英語ではOctober(オクトーバー)といいますが、これに似た英単語を皆さんは知っていますか?
octopus(オクトパス)、日本語では『タコ』のことです。
この二つに共通する部分は“oct”これはヨーロッパで昔使われていた「ラテン語」という言語で『8』を表す言葉です。
Octopusは8本の足という意味で、タコを示します。イメージしやすいですね。
では、なぜOctoberが8月ではなく10月なのでしょうか。
そもそも10月=Octoberはローマの暦に由来します。
ローマの暦には1月2月がなく、現在でいう3月が1年の始まりだったのです。
3月から数えていくと10月は8番目、それで「8番目の月」=“October”とあらわすようになりました。
同じように9月は「7番目の月」=“September”、11月は「9番目の月」=“November”
12月は「10番目の月」=“December”と表します。ちなみに「~番目の月」という名称がついているのは9月~12月で、1~8月は神様の名前や皇帝の名前などが由来となっています。
「1年が3月から始まる」というとなんだかしっくりこないかもしれませんが、日本でも学校などの新学年は4月から始まりますよね。似たような感覚と思ってください。
また、1年が3月から始まるからこそ、2月だけほかの月に比べて短いことや、閏年には2月に1日加えることも納得できますね。
“October”という単語ひとつでも、いろいろと知識は広がります。知識を広げることで、そこにまた新しい発見が生まれてきます。当たり前のことや、何気ないものを掘り下げることにより知識は広がります。勉強の秋、これまで以上に深い勉強をし、知識を広げていきましょう。