長かった夏休みもあっという間に終わりましたね。
今年の夏休みはどうでしたか?よいものにできたでしょうか?
ちょっと遅いですが、夏といえば…。いろいろ思い浮かべますが、先生は真っ先に「海」を思い浮かべます。
だから毎年必ずすることがあります。それは「ふるさとの海に入る」ことです。
先生のふるさとは、瀬戸内海の小さな島です。周りは海に囲まれていたので、海は当たり前にあるものでした。
小、中学生のころは、それこそ毎日泳ぎに行っていました。みなさんがプールに行くようなものです。潮の満ち干きによって1日に泳げる時間が決まっていました。だいたい3~4時間くらいなのですが、それを中心に1日の生活の予定が決まっていました。
時間になると「命札」というかまぼこ板に自分の名前や連絡先を書いたものを手ににぎりしめて、海まで走っていきました。海まで走ると2~3分で着きます。天気だろうが、雨が降ろうが平気で泳いでいました。
高校は隣の島まで船で通いました。授業中、窓の外に目をやると、海が見えました。毎日の生活の中にいつも「海」が普通にありました。
今はふるさとを離れているので年に1回か2回くらいしか帰れませんが、それでも毎年海に入ります。
能開の先生をし始めてからは7月8月は忙しいので、いつも夏休みの最後に、少しだけでもふるさとに帰るようにしています。つかの間の夏休みです。シーズンではないので海には誰もいません。それでもふるさとにもどって、海を見て、足だけでも海に入ります。さすがに今は泳ぎませんけどね。
海をぼーっとながめていると、いろいろな思いが頭をめぐっていきます。
楽しかったこと、うれしかったこと、悲しかったこと、くやしかったこと…。
一通り考えると、不思議なことに「よし、やるぞ!」という気持ちになります。変わっているかもしれませんが、先生の1年間はここに区切れ目があります。そして、「よし、またがんばるぞ!」という気持ちになります。
夏休み、よくみなさんはがんばりましたね。ここからが本当の勝負です。
でも、ずっとがんばり続けるって、すごく大変なことですよね。切り替えってものすごく大切です。学期のスタートは切り替えのチャンスですよ。みなさんはどんなことをすれば気持ちが切り替わりますか?
もしかしたら海を見ると気持ちが切り替わるかもしれませんよ。