昨日(7月21日)は海の日でした。
いよいよ夏がやってきますね。
夏が来ると、先生が小学生の時に夏休み限定で通った水泳教室を思い出します。
その水泳教室は、昔からある水泳教室で、昔は海で行われていました。先生の時代は近所のプールで行われていました。「平泳ぎ」と「立ち泳ぎ」を教えてもらえます。
いくつか「級」があって、はじめは何泳ぎでもいいから25mおよぐこと、それができたら平泳ぎで100m、300m、500m、1000m。1000mまで泳げたらやっと立ち泳ぎを教えてもらえます。立ち泳ぎを教えてもらうプールはなんと水深2m。足がつきません。
教えてもらうといっても、手取り足取り教えてもらえるのは最初だけ。
あとはひたすら半日、泳ぎ続けます。
先生は最初25m泳げるのがやっとでした。
平泳ぎなんて、手と足がうまく動きません。
でも、泳ぎ方を教えてもらうのは最初だけなのです。
ですから見よう見まねで平泳ぎを覚え、ひたすら半日泳ぎながら力の抜き方、リズム、スピードを工夫し、体で覚えました。
100mまではなんとか進みました。次は300m。何度も300mに挑戦します。しかし、100m泳いだところで、とてつもない疲れと限界を感じ、足をついてしまいます。
ある日、「きつさをなんとか我慢して100mを越してみたらどうなるのか」そう思って、必死に手を、足を動かしました。何度も死ぬかと思いながら。150mを越したとき、ふっと手と足が軽くなりました。それから、一気に300m泳ぎました。
「ランナーズハイ」そんな言葉を聞いたことがありませんか。
まさにその瞬間だったと後になって思いました。
限界を越した瞬間、できるようになる。新しい自分に出会える。
夏期講習会が始まります。
目標やなりたい自分にたどり着くまでに、壁が訪れるかもしれません。
その時に、手を、頭を必死に動かしてみてください。必死に。
そうすれば、必ずできる自分にたどり着けます。
自分の力を信じて、頑張り抜く夏にしましょう!