みなさんは、トルコにあるイスタンブールという街をご存知ですか?
この街は非常にユニークで、SNSでもよく紹介されています。
猫好きにとっては有名な街です。
なぜなら、イスタンブールは「街全体で猫を飼っている」ような場所だからです。
街のいたるところに猫のベッドや餌が置かれ、猫たちは自由に街を歩き回っています。
例えば、駅の自動改札機の上で猫が寝ている光景などをよく見かけます。
電車に乗る人は定期券をタッチするついでに、猫を撫でることができます。
服屋さんでは売り物の服の上で猫がくつろいでいたり、レストランの中にも猫がいたりして、お客さんから食事をお裾分けしてもらっている姿が見ることができます。
こうした心温まる光景に、多くの人が癒されています。
街には猫や犬のイラストが描かれた道路標識もあり、これは「動物がいるので、ゆっくり走ってね」といった意味です。
これもイスタンブールならではの光景ですね。
この文化の背景には、イスラム教の影響があるとされています。
トルコは国民の99%がイスラム教徒で、創始者である「預言者ムハンマド」は特別な存在です。
そのムハンマドが猫好きだったことから、トルコでは猫を大切にしていると考えられています。
また、トルコには昔から動物を大切にする文化が根付いており、猫だけでなく犬も街中で自由に暮らしています。
イスタンブールのように、生き物を思いやる気持ちを大切にすれば、私たちの街ももっと優しく、住みやすい場所になると思いませんか?
今日から少しずつでいいので、動物や環境に目を向ける時間を作ってみてください。