いよいよ夏休みが始まりました。
この夏は記録的な暑さになるそうなので、皆さんも暑さ対策には十分に気をつけてほしいと思います。
夏の暑さと言えば熱中症が心配です。
最近、私の周りでも熱中症にかかった人がいました。
その人は熱帯夜の中でクーラーをつけずに寝てしまい、朝になって目覚めると吐き気がするほど気分が悪くなり、意識がもうろうとしたそうです。
幸い、クーラーをつけてスポーツドリンクを飲み、横になって休んでいると、少しずつ元気になってきました。暑さの中で水分不足は強敵ですね。
だからといって水をがぶがぶ飲むことが良いとは限りません。
「水けいれん」や「熱けいれん」という言葉を知っているでしょうか。
これは私が経験したことですが、お風呂でたっぷり汗をかいた後、水分補給で水道水をがぶがぶ飲んでいたところ、手足が硬直・けいれんしてコブラ返り(関西ではこむら返りをそう言います)を起こしてしまったのです。
30分ほど苦痛を我慢していると症状は治まったのですが、ネットで調べてみるとこれも熱中症の一種で、塩分不足が原因のようでした。
汗をかいて塩分が失われたまま水だけ補給すると血液の塩分濃度が下がり、手足の筋肉の収縮が起こるそうです。
テレビでも「熱中症は突然やって来る」と言っていますが、身体の中のわずかなバランスが崩れただけでも体調がおかしくなることを、皆さんは覚えておいてください。
夏休みには色々な場所で活動する機会が増えますが、今の自分の体調は大丈夫だろうかと、必ず自分に問いかけながら、楽しい夏休みを過ごしてもらいたいと思います。
部屋にうずたかく積まれた1万冊を超えるマンガが雪崩をおこしそうな暑さになってきました。
そんな中から今回取り出したのは「税金で買った本」
図書館でのお仕事マンガです。
小学生以来久しぶりに図書館に訪れた、ちょっとやんちゃな高校生の石平くん。
10年前に借りた本を返却していないことがわかります。
その借りた本はすでに紛失していて、弁償しないと次の本を借りることができません。
石平くんは「大昔の出来事なので時効だろ」と逆ギレして帰ろうとするのですが、
図書館の職員さんに「いいんですか?」と声をかけられ、10年前その本を借りたときの気持ちを思い出させるようなことを言われます。
「だれかに
教えられるのではなく
知りたいから
本を開く
一番純粋な
ほんとうの『学び』です」
「あなたがこの本を借りた時も
何か知りたかったのでは?」
石平くんはこの言葉をきっかけにして書店で本を購入し、弁償することで図書館の利用ができるようになります。
このシーンから、学ぶことの本質は『知りたい』ということだと改めて思いました。
みなさん宿題をするとき、特に予習の宿題に取り組むときは、なぜそうなるのか?どうして?と思うことが多いと思います。
そんな時は、『わからない』で終わらせるともったいないので、『知りたい』と思ってください。
そう思って参考書などで調べると今までよりもすっと、自分の中に入ってくるかもしれません。
もうすぐ夏休み。いろんな『知りたい』が見つかる夏にしてほしいと思います。