皆さんはゲームをよくしますか?
私も最近は毎日のように、隙間時間を見つけては、ゲームに勤しんでいます。

12/14に新しいポケモンのゲームが配信され、ワクワクして早速当日始めたのですが、困ったことが出てきました。それは、前回までとバトルのシステムが変わったことです。
そして、今までの生活よりゲームに時間を使おうと思うと、生活リズムや時間の使い方、スケジュールも変化します。

はじめは自分の思うままに今までの勘で進め、やりたいときにやりたい時間だけゲームをしていましたが、やはり強い敵が現れると立ち行かなくなり、睡眠時間を削ると次の日がしんどくなります。
そこで、私はうまくいったときのバトルをもとにネットなどの情報を集めて戦略を練り直し、ゲーム時間も寝る時間を決めることと、やるべきことがすべて終わってから始めるというルールを設定しました。
すると、バトルで戦略がはまると勝った時のうれしさも倍増し、睡眠もとりながら、たのしくゲームを続けることができています。
勉強も同じです。まずは思うようにやってみて、上手くいけば習慣にして、上手くいかなければ振り返ってアドバイスをもらいながら改善すればいいのです。

皆さんも、新しいことを始めたり、やるべきことが増えたり、より学校・部活・習い事・能開と充実した生活にしていくには、まずはチャンスと思ってやってみることが大事です。
するとその中で、改善点が見つかり自分を強くすることができます。
何事も継続して経験値を貯めて、よりよい自分にレベルアップさせましょう!

お寺には仏像があります。
当たり前と言えば当たり前のことです。
教科書に写真が載っていたり。
旅行の際に大して興味もないのに、親に半ば強制的に連れていかれたお寺に行けば仏像が安置されていて、子供が楽しめるようなアトラクションなどあるわけもなく、特に信心深いわけでもないが、とりあえず世界平和を祈ってみたり…。
まあ、皆さん同じような思いをした人もいると思います。

学生のころ、とある授業の一環で、博物館での実習をしたことがありました。
小さな博物館でもあり、他に実習生がいなかったため、博物館の館員さん(学芸員)のお手伝いをさせてもらえることになりました。
そこは歴史資料館でした。
今から1500年前の仏像の展示を行っていました。
とはいえ、そこまで詳しい知識があるわけでもないため、見学しながら荷物運びや掃除をしていました。

実習も終わりに近いある日、展示の終わった展示品の仏像を所有者であるお寺に返さなければなりませんでした。
ところが、運が良かったともいうべきか、交通渋滞に巻き込まれて一人の館員さんが間に合わないことになり、急遽お寺まで同行し、仏像の運搬をさせてもらえることになったのです。
すでに車には載せてあり、あとはお寺で実際に運んで元の場所に戻す、という単純な作業ではありましたが、人手がいるということで手伝わせてもらうことになりました。

お寺に着いて早速仏像を荷台から降ろし、4~5人で抱えて運んでいきます。
とても重たかったけれど落としてしまうわけにはいかないので汗だくになりながら運んでいきました。
仏像はとっても古く、黒ずんでいたり、修繕のあとがところどころにあり、思っていた以上にボロボロでした。
でもちゃんと磨かれており、テカテカしていたのを覚えています。
仏像にはよく見ると背中に穴が開いています。
聞けばそこには仏像を造った人がお経などのいろいろなものを入れて、それに対してお祈りしていたのだそうです。
「ああ、今この手に持っている仏像には数百年もの人々の思いがこめられてきたんだな。
」そう思うと、数百年という時間に自分も加われた気がして思わずうるっとなってしまいました。
言葉では上手く言い表せませんが、とても感動したのを覚えています。

学びには、必ず感動があるものです。
すでにその感動を味わったことがあるぞ、という人もいれば、まだこれからかな、という人もいるでしょう。
とても良いですよ。
いつそんな時が訪れても良いように、学びの姿勢をちゃんと保つこと、そして、少しだけでも良いから深く学ぶことを忘れないようにしましょう。

皆さん、「得意なこと」と「苦手なこと」をひとつずつ頭に思い浮かべてください。
私が得意なことは「反復練習すること」、苦手なことは「体を動かすこと」です。
中学生の時は、数学が得意で通知表はいつも「5」でしたが、体育が大の苦手でいつも「2」でした。
そんな私ですが、人生で一度だけ、体育で「4」をもらったことがあります。高校1年生の1学期です。

私が通っていた高校は、7月に臨海学校といって1泊2日で海へ行って遠泳(およそ2km)を行う行事がありました。
2kmを平泳ぎで1時間弱かけて泳がなければいけませんので、6月の体育の授業はすべて平泳ぎの練習です。
水泳の授業の初回で、体育の先生が「全員、まず25m泳いでみなさい」という指示をしました。
当時の私はクロールしか泳いだことがなかったので、ちゃんとした泳ぎ方はよく分かりません。
とりあえず周りの子たちの平泳ぎを見て、見よう見まねで手足を動かし、悪戦苦闘しながらなんとか25mを泳ぎ切り「どうだッ!足をつかずに25m泳ぎ切ったぞッ!」という感じのドヤ顔で先生の所へ歩いていきました。
先生はしばらく何とも言い難い表情で黙った後、「溺れているみたいだったから助けに行こうかと思ったけど、とりあえず前に進んでいたので様子を見ていたよ。無事でよかった。」となんとも言いづらそうにしていました。
今でもよく覚えています。泳ぐフォームからして滅茶苦茶だったようです。
その日から、体育の授業では先生がつきっきりで平泳ぎの指導をしてくれました。
それほどひどい有様で「溺れながら進んでいた」のだと思います。

運動嫌い・体育大嫌いの私でしたが、先生の指導を受けながら拗ねることも腐ることもなく練習し続けた結果、正しい平泳ぎのフォームを身につけ、1ヶ月後には2kmの遠泳を泳ぎ切れるようになっていました。
その時の体育は、人生で最初の「4」でした。(人生で最後でもありましたが…。)
そのときだけは、「もしかしたら、自分には体育の才能もあったのかもしれない。
ずっと諦めていただけで…。」と思ったものです。
人生、「無理だと思っていてもやってみたら意外とできる」ことって結構あるものです。
チャレンジ精神、大事にしていきたいものですね。

大谷翔平、ウサイン・ボルト、新幹線、シャア・アズナブル(ガンダム)、吉野家・・・

まだまだありますが、パッと思いついたこの5つのワードに共通するものは何だと思いますか?
難しくはないでしょう。
全て「速い/早い」んです。
速さ/早さで人を魅了しています(それだけではないですが)。

「速い/早い」と様々なメリットがあります。以下思いつくだけ列挙します。

・早寝早起き→健康にとても良い
・宿題に早く取り組む→成績が上がる人はこのやり方をしていることが多い
・中高一貫校の進学実績が良いことが多い→1学年早く進むというのはメリットが大きい
・期限があるものに早く申し込む→人気の合宿なんてすぐ枠が無くなりますね
・足が速い→小学生の運動会ではヒーローですよね
・スポーツの先制点→特にサッカーは最初に1点取ると勝率が凄く上がります
・フェラーリ、GT-R等→速く走れる車は男の憧れ
・早く病気が見つかる→根治の可能性が高くなる
・災害時に早く安全な場所に逃げる→助かる可能性が高まる

上と逆の動きを想像してみましょう。
どうですか、遅いといいことは殆どないと思いませんか?
というわけで、皆さんにこんな英語と漢文の表現を紹介します。

「The sooner, the better」・・・日本語訳:早ければ早いほど良い

「巧遅は拙速に如かず」・・・解釈:上手であっても遅いものは、下手であっても早いことに及ばない(下手でも早いほうが良い)