「手書きの字は人柄を表す」という話、みなさんは聞いたことありますか?

例えば、「木」という字を書いたときに

  • 左はらいの方が長い人 →派手なことや注目を浴びることが好きなタイプ
  • 右はらいの方が長い人 →感動しやすく何事にも熱中できるタイプ
  • はらいが短い人 →理性的であまりわがままを言わないタイプ

と言われますし、

「林」という字を書いたときに

  • へんとつくりの間が広い人 →心が広く自分と違う意見を受け入れられるタイプ
  • へんとつくりの間が狭い人 →自分の意見をしっかりと持っているタイプ

と言われます。

この「文字と性格の関連性」は筆跡心理学、という領域で研究されています。しかも、「字の書き方を変えると性格も変わる」とまで言う人もいます。
「人前に堂々と出られる自分になりたいから、左はらいを長く書くようにしよう!わあ!字が変わったら性格も変わったぜ!」といった感じです。

そんなので性格変わったら苦労しないよ……とお思いのみなさん、字のパワーを侮るなかれ、ですよ。
もちろん、字自体に性格を変えるパワーはないかもしれませんが、みなさんにとって「字」とは毎日書きつづけるもの、ですよね。
毎日書くたびに「堂々とした自分になる!」と考えながら左はらいを書いていれば、なりたい自分を意識する習慣がつくでしょう。
だからこそ、性格が変わっていくのかもしれませんね。

「毎日」「行動」「継続」は自分に魔法をかけるときの3点セットです。
この春、なりたい自分を思い浮かべて何かする習慣をつけてみてはいかがでしょうか。

この「今週の朝礼」というコーナー、能開の先生たちが持ち回りで担当することになっています。
今回は先生の番なのですが、問題は、何をテーマにして書くか、ということで…。先ほどからパソコンのキーボードを打っては消し、打っては消しの繰り返しです。

なぜ原稿が進まないのだろう。
授業や朝礼や面談や保護者会を通して、生徒の皆さんに伝えたいことや教えたいことはたくさんあって、自分で言うのもおこがましいですが、言葉に詰まるという経験はほとんどありません。
つまり、ここを読んでくれる皆さんに伝えたいことがないわけではありません。

発行はちょうど4月半ば、進学や進級を通して新たな生活を始める皆さんに対して、人生の先輩として一言物申すとか、受験学年を迎える皆さんへは合格に向けてのスタートダッシュをしようとか、中学や高校への入学を通して新たなステージに進む皆さんへは新生活へ慣れるための一言アドバイスであるとか…。

どれもこれも少々説教じみていてどこかで聞いたことのある話ばかり。
できれば読んでくれた皆さんの気持ちがあたたかくなったり、クスッと笑ってもらえる小噺でも書ければいいのですが、そんな才能も備わっていないようです。
それでも授業中に生徒の皆さんを笑わせるネタはあるんですけどね。

原稿の3分の2が埋まった今、ようやく進まない理由が分かり始めました。
それは【書かなければならない】からだと捉えていたことに起因します。
この言い方には、文法上、否定の助動詞【ない】が二つも含まれています。
消極的なイメージが強く印象に残る表現で自らの脳内に刷り込まれていたら、そりゃ手につかないわけです。
ダイエットなら食べ【ない】、勉強ならし【なけれ】ばなら【ない】のでゲームやSNSをし【ない】。
やりたいことに対して【しないこと】をがんばり続ける努力は難しいということですね。

この春、ダイエットで新しい自分を目指す皆さんは、例えばご飯はお茶碗1杯までに【する】、勉強で新たな自分を目指す皆さんは、例えば今日は数学の復習を30分間は【する】などと、できる取り組みを目標として掲げてみてはいかがでしょうか?
そして、そのことを続けること、そこに結果が伴ってくるのだと考えます。

と、ここまで書き上げて、【〇〇しなければならない】という呪縛から解放され、原稿も埋まって一安心です。
新たなスタートをする良い時期となりました。

皆さんができることを少しずつ積み上げていく日々を送り、なりたい自分に日々近づけることを期待しています。

先生は、今年ついに花粉症になりました。
これまでも花粉症かも?のようなことはありましたが、今年は明らかに「鼻水が垂れる」、「目がかゆい」、「くしゃみが止まらない」・・・。
これは間違いない、ということで市販薬も周りの先生に教えてもらって飲んでいます。

先生の母親もずっと花粉症に悩まされていました。
花粉の時期になると、特に目のかゆみがひどいらしく、重症のときは目が赤くなりすぎて、病院にも通っていたほどです。
先生の実家では、犬を飼っているのですが、「犬のお散歩」はその母親がしてくれています。
いつも当たり前のようにしてくれていたので全然気が付かなかったのですが、先日実家に帰ったときに、母親の代わりに「犬のお散歩」に行ったときに気が付きました。
花粉症の人がお散歩に行くと、ものすごくつらい・・・。
お散歩から帰った後の先生は鼻水の洪水で目がかゆくてたまりませんでした。

きっと、長い間母親は花粉症でつらい中でも何にも言わずに「犬のお散歩」に行ってくれていたんだろうな、と気が付いて申し訳ない気持ちになりました。
今後は家族みんな交代で「犬のお散歩」に行くことを決めました。
先生も頑張ります。

病気は病気になって始めて辛さがわかるそうです。
先生は自分が花粉症になってようやく、母親の辛さがわかりました。
また、母親の優しさにも気が付きました。
きっと周りにいる花粉症の方には親身になって接することができそうです。

花粉症ではない人は、花粉症の人の辛さはわかりません。
皆さんはまだ若いので、高齢者の方の辛さはわかりません。
皆さんは健康ですので、障害を持つ方の辛さはわかりません。
受験したことの無い人は、受験生の辛さはわかりません。
本気で勉強していない人は、本気で勉強している人の大変さはわかりません。

何事も経験することで気付きがありますね。
経験したことの無いくらい勉強してみるといろいろな事に気が付くかもしれません。
皆さんも頑張ってください。

そういえば、先生の家の実家の犬ですが、最近「犬のお散歩」に行った後、くしゃみをしています。
鼻水も垂れています。
もしかして犬にも花粉症があるのでしょうか?
積極的に、お散歩に行くことでまた一つ気付きがありました。笑

目標を持ち、人との出会いを大切にし、良い学年にしましょう。

新しい学年が始まりました。
皆さんはこの学年をどのように過ごそうと考えていますか?

まずは、前年度を振り返ってみましょう。
どんな1年でしたか?何が記憶に残っていますか?
そこから、この学年をどう過ごすのかを考えて目標を立てましょう。

目標を持って過ごすのとそうでないのでは成果に雲泥の差ができます。
昨年の振り返りから「ここを頑張ろう」とか「これを達成しよう」などと具体的な目標を決めまよう。
さらに、進級、進学したことにより自分のやれる範囲が広がる人もいると思います。
ワンランク上の目標に向かって挑戦する学年になるといいですね。

さて、様々な目標を決めると思いますが、そこに大きな影響を及ぼすだろうと思われるのは人との出会いではないでしょうか。
春はクラス替えや進学により新しい出会いのチャンスです。
まだコロナの影響も残っていますが、新しい出会いや今までのつながりを大切にして、良い学年だと記憶に残るような学年にしていきましょう。