も~いくつ寝ると一年が終わります。

この一年の終わり表す言葉に年末と年の瀬がありますが、この2つは同じような意味として使っている人が多いのではないのでしょうか。
つまり、特に区別せずになんとなくの感覚で使用しているはずと言えます。

ただ、年末と年の瀬に関しては厳密に言えば意味が異なっているため、その違いについて適切に知っておくのもよいでしょう。

年末はその年が終わりそうな時期という意味であり、これは年の瀬にも含まれている部分です。しかし、年の瀬にはさらに慌ただしいという意味が含まれていて、その年の終わりを感じつつ、忙しさを感じさせる時期を表した言葉なのです。

年の瀬という言葉には、瀬という漢字が使われていますが、この瀬というのは川の浅い部分を指しています。この川の浅い部分は流れが速いため、忙しい、慌ただしいというイメージが連想できるので、年の瀬という言い方をしているわけです。

こういったところが年末と年の瀬という言葉の違いであり、特に年の瀬という言葉に関して、私たちは正しい意味を理解したうえで使っていくべきだと思います。

皆さんの勉強においても、どうしても忙しい、慌ただしい時期は確実にあります。
 今まさに講習会に取り組んでいる皆さんにも十分に実感できる言葉と言えるのではないでしょうか。

川にも忙しい部分があるように、皆さんの勉強にも忙しい瞬間は確実に存在しています。ただ、その忙しい瞬間はずっと続くとは言えず、いずれ心にゆとりを持ちながら勉強ができる瞬間が来るでしょう。
 川だって全部の地点で流れが速いわけではなく、流れが緩やかな場所もあるわけですから。

忙しい時期は肉体的にも、精神的にも辛いと言えますが、それが永遠に続くわけではない、「やまない雨はない」と思いながら講習会を乗り越え新しい年を迎えましょう。

いよいよ2020年も終わりを迎えようとしています。

新しい時代『令和』に変わり、これからの時代の中心として活躍していく君たちに伝えたいこと…それはこれから先に何が起こるかわからないから、しっかりと考えて準備をしていこうということです。

みなさんは、無意識のうちに何かが起こると『ってことは…?』と考えて行動しています。例えば、今使っているノートがもう少しで終わってしまう。→『ってことは…』新しいノートを準備しなければならない。もっと極端な話をすると、お腹が減った→『ってことは…』ご飯を食べる。といったようにこんな感じで日常生活の中で『ってことは…』を使っているのです。

ただ、ここで重要なのは「無意識のうちに」というところです。普段の生活の中で『ってことは…』というのをなかなか意識することは難しいかもしれません。ただ、これから先何が起こるかわからない時代です。『ってことは…』を普段から意識し、その先を考えることが出来る子が、これから先の時代に大きく活躍できるのかもしれません。

未来のことは誰にもわかりません。ただ、未来のことを予測し、しっかりと準備をした人に栄光がやってくると思います。これで先生の朝礼は終わります。『ってことは…』本日の授業もしっかりとがんばって行きましょう!

12月も半ばとなり、全国的にとても寒くなってきました。まさに冬といった風情ですね。12月は1年の中でも大きな行事が2つある月でもあります。1つ目は大晦日。2つ目はそう、クリスマスですね。皆さん、とても楽しみにしている行事だろうと思います。

さて、先生は毎年この季節に楽しみにしている行事が1つあります。聞きなれない人も多いかと思いますが、実は毎年クリスマスのあたりで開催されている「クリスマスボウル」という大会があります。この大会はアメリカンフットボール、通称アメフトの高校生全国大会の決勝戦の舞台なのです。高校生の大会でも珍しく、関西の優勝校と関東の優勝校が対決する、まさにスポーツ界の関ヶ原の戦いといった舞台です。

中でも2018年の試合、「立命館宇治(京都)vs佼成学園(東京)」はまさに圧巻の試合。第3クォーター終了時の点差は33-14。佼成学園は大差をつけられ、もはや優勝は絶望的な展開となっていました。しかし、彼らはあきらめませんでした。最終第4クォーター、残された時間が少ない中最後の猛反撃を始めます。なんと、相手のほんのわずかなミスを突いてそこから3回連続のタッチダウンを決め、最後の最後、佼成学園は実に19点もの点差を詰め、大逆転の優勝を果たしたのです。最終スコアは33-39となりました。

皆さんも、特に受験生はこの時期なかなか思うように伸びずに苦しんでいる人もいるかもしれません。しかし、あきらめなければ必ず逆転のチャンスは訪れます。何度打ちのめされても決してあきらめない、不屈の精神をもって生きていきたいですね。

先日、テレビを見ていると、折りたためるスマホ(スマートフォン)を使っている人がいました。驚いて調べてみると、どうやら数年前からあるらしく、最近、縦に折りたためるスマホも発売されたそうです。スマホが折りたためると何がいいのか?まずはかっこいい!(とわたしは思う…)そしてコンパクトになるため持ち運びやすいですね。あとはセルフィー(自撮り)に便利らしいです。このスマホは半分だけ開いた状態で固定できるので、机に上に卓上スタンドなし設置できます。しかも、手をかざすだけでシャッターが切れるという機能付き、いや~、本当に技術の進歩はすごいですね。

 この発見を誰かに話したい。そう思い、知人に自慢げに話をしました。その結果・・・「そんなんいらんし!」と瞬殺です。悲しくなって海に行って泣こうかと思いましたが、よくよく考えるとガラケー(ガラパゴスケータイ)のときも同じだったことを思い出しました。皆さんがイメージするガラケーってどんなかたちでしょうか?おそらく、折りたためるかたちでしょう。しかし、ガラケーもはじめは折りたためるものはなかったですし、折りたたみガラケーが発売されたときは、「何のために折りたたむの?故障が増えるだけじゃ?」と否定的な意見が多かったです。きっと技術の進歩に人の考え(どんなに便利になるのか)が追いついていなかったのでしょうね。

 新しいものを作り出すためには想像力が必要です。また、新しいものを受ける入れるためにも想像力が必要です。そして、新しい技術を使うためには、正しい心が必要だと思います。君たちの未来には、今、想像すらできないものがたくさん生み出されるでしょう。その新しい技術、新しい文化とともに生きていけることをうらやましく思います。この技術革新の時代に生まれたことを幸せに思い、君たち自身も成長していって下さい。技術の進歩とともに、人の心も成長しなければ、決して幸せな未来は来ないのですから。