故事ことわざで「転ばぬ先の杖」という言葉を聞いたことはありますか?
転んでから(ケガをしてから)杖を用意しても何の意味もないですよ=失敗しないように万が一に備えて十分な準備をしておきましょう。という意味のことわざです。
先生はこのことわざをとあるゲームで知りました。(思い知らされました・・。)
先生が子供のころ、「トルネコの大冒険」というテレビゲームが流行った時期があり、先生も親に怒られるまでやっていた気がします。たくさんのアイテムをトルネコという主人公が持ち歩いて、モンスターを倒すときや、ワナがあったときにアイテムを活用して乗り越え、洞窟の奥に宝を探しに行くというシンプルなゲームです。
ただ、持ち歩くアイテム数に限界があり、大切なアイテムも持てないとあきらめることになります。強い武器などはあきらめきれませんよね。そんなアイテムの一つに「転ばぬ先の杖」がありました。強くもない杖なので武器などに比べると全く要りません。
しかし、トルネコは転ぶのです。洞窟内の石につまづいて。(笑)しかも、転ぶと持っているアイテムを地面にばらまくのです。「転ばぬ先の杖」を持っていると転ばないのです。
転んでばらまいた場合、だいたいは大変なことになります。
「強い武器を持ち、転ばないように祈るか。」「転ばぬ先の杖を大切に持つのか。」
子供のころの先生は悩みに悩みました。そして、先生は強い武器を選びました。
トルネコはやっぱり転んで大切な武器はモンスターにあたって壊れて消えました・・・。
「転ばぬ先の杖」は一生忘れられない言葉になりました。
大人になってから似たような言葉がたくさんあることを知りました。
「備えあれば憂いなし」
「段取り八分仕事二分」※ことわざではありません。
皆さんは先を見越していろんな備えはしていますか?
転んでから悔やんでもしょうがありません。先生はあの日の悔しさを良い経験として、
「すぐに必要になりそうなもの」・「大切なもの」・「大切なものを守るために必要なもの」とジャンルを分けて管理するようになりました。
学校のテスト・オープン模試・入試は「大切なもの」です。
「大切なものを守るために必要なもの」は何でしょうか。
後で後悔しないようにしてください。