180423最近、若い人たちが頑張っている姿をよく見ます。卓球の平野選手や張本選手、野球の清宮選手、将棋の藤井六段など、世界のトップレベルで戦っていますね。彼らは厳しい競争を勝ち抜いた結果、ようやく現在の立場に立つことができたのです。

ところでみんなの中には、競争って大変だと嫌がる人がいたり、勝った人はいいけれど、負けた人の気持ちはどうなの、と疑問に感じる人がいるかもしれません。でも、競争することには、たくさんのメリットがあるのです。それをいくつか紹介しましょう。

競い合うことで、実力が伸びる
ある実験で、一人でゲームをしたときと、グループで競争してゲームしたときでは、グループでした時の方が良い結果が出たそうです。相手に勝ちたいという気持ちが、一人でするとき以上の力を発揮できたのです。

競い合うことで、自分のことがわかる
競争で相手に勝つには、自分が相手に負けているところをわからなければなりません。それは自分の良いところ、悪いところを考えるきっかけになります。競争することで、初めて自分自身をじっくり考えるようになるのです。

競い合うことで、全体がレベルアップする
競争し合っているグループでは、お互いの相手に勝とうという気持ちが相乗効果を生み、グループ全体がレベルアップします。仲良しグループよりも、緊張感を持ったライバル関係の方が、グループ全体が強くなるのです。

どうですか。競争することも悪くないと思いませんか。でも競争に負けてばかりの人はどうすればいいか? それも大丈夫。競争は一つではありません。勉強もあればスポーツもある、文章を書いたり、物を作ったり。きっとみんなが一番になれるものがあるはず。だから、頑張って一番になろうと思えるものを、早く、たくさん見つけてください。

もうすぐ5月です。第1回のEXオープン模試があります。全国統一小学生テスト、全国統一中学生テストもあります。自分のことをよく知るきっかけにするために、今度のテストを頑張ってみませんか。

180416みなさんは「睡眠負債」をご存知ですか?睡眠不足な状態が続くことによって、疲労が蓄積されて、体に悪影響がでることです。
みなさんの一日の睡眠時間はどれくらいでしょうか。毎日6時間以下の睡眠で熟睡感が得られている人が「ショートスリーパー」、9時間以上の睡眠時間が必要な人は「ロングスリーパー」と呼ばれています。ショートスリーパーは人口の5%くらい、ロングスリーパーは10%くらいを占め、残りの人は6時間半~7時間半の睡眠が必要と言われています。
毎日8時間寝る人と6時間寝る人では、起きている時間の長さに1年間でおよそ1ヵ月分の差が出ます。ショートスリーパーで有名な明石家さんまは平均睡眠時間が2~3時間らしいので、8時間睡眠の人と比べると一年間で3~4ヶ月分起きている時間に差がでます。とはいえ、さんまのような人は極稀な上、とても珍しいので、あまり真似はしない方がいいかもしれません。
さて、ショートスリーパー以外の大半の人たちが、睡眠負債を溜め続けてしまうとどうなるでしょう。睡眠不足な状態が続くことで、睡眠障害まで引き起こしてしまいます。例えば、勉強や部活に打ち込み過ぎる真面目な子は、つい自分の限界を超えて、睡眠時間を削ってしまうため、睡眠障害になりやすい傾向にあるようです。自分はちょっと無理しても平気だと思っている人こそ注意が必要です。

勉強、部活に打ち込むのは素晴らしいことですが、睡眠時間を削りすぎて体を壊しては本末転倒です。規則正しい生活をすれば心も体も元気になり、部活にも勉強にも全力投球できる大きな力を与えてくれます。元気な心と体を保つためにどんな生活をすればいいか、考えてみませんか?

180409先日、高校の同級生に偶然遭遇しました。正確に言うと、街でばったり会った、とかではなく、テレビ番組で見かけました。何気なくテレビのチャンネルを変えようとした瞬間、いきなり知り合いが登場して、思わず固まりました。
高校の美術コースでクラスメイトだった彼。頑張っていることはなんとなく小耳にはさんでいましたが、まさかテレビにまで出る人になっているとは…。ローカル局のとあるトーク番組に出てきたのですが、その肩書は「劇団俳優」。それも、脇役が多いとはいえ、けっこう有名な劇団のベテランと言われるまでになっていました。高校の時からあまり変わっていないし、ところどころ方言が出るので間違いなく本人です。

一緒に美術を学んでいたはずの彼が、なぜ俳優さんになっているのだと、頭に?マークが並びましたが、高校時代、文化祭でやった演劇の出し物で、彼が主役を務めていたことを思い出しました。ただし、自分から積極的にやったわけではなく、男子が数人しかいなかった我がクラスで、ほぼ強制的に決まった配役でした。文化祭の出し物とはいえかなり本格的に取り組んでいて、主役にかかるプレッシャーは相当だったと思います。練習中、さじを投げそうになる彼を何度も見ましたが、本番では見事に主役を演じ切り、クラスは見事最優秀賞に輝きました。
 
文化祭の後、特にお芝居に目覚めたというわけでもなく、なぜかまったく別ジャンルのスポーツ系の進学先を選んでいた彼。どうして演劇の道に進んだのかは分かりませんが、きっと、高校時代に立った舞台の思い出が心のどこかに残っていたことは確かでしょう。強制的に主役に決まり、長いセリフに苦労していたけれど、舞台をやり遂げた喜びやスポットライトを浴びる快感は、自分が歩んでいく道を決める要因になったのかもしれません。同窓会などで会うことができたら、ぜひ詳しく聞いてみたいものです。
 
さて、新しい学年が始まりました。とにかく日々の勉強や部活で精いっぱいだよという人も多いでしょう。しかし、ぜひ怖がらずにいろんなことにチャレンジしてみてください。自分の人生の主役は自分しかいないのだから、その可能性の翼をどんどん広げて、歩む道の選択肢をたくさん作ってください。自分はこれしかないと、決まった枠に閉じこもる必要もありません。思いもよらないところに、自分の人生という舞台を輝かせるきっかけが見つかるかもしれませんよ。

180402ティエラでは、今年もたくさんの生徒が第一志望校に合格しました。合格に至るまでの過程は一人ひとり違いますが、毎年、多くの合格者が「第一志望校に合格できた最大の要因」として挙げていることがあります。なんだと思いますか。
それは「ティエラで出会った仲間やライバルの存在」です。
「同じクラスの○○くんとEXオープン模試で順位を競っていました。毎回負けないことを目標に頑張ることができました」。
「夏の受験合宿は大変でしたが、大勢のライバルたちと競い合う中で精神的にも成長できました」。
「○○さんが毎日自習室に来ていたので、私も毎日来るようなりました」。
「英単語や歴史の用語などをお互いに出し合って勉強したことが効果的でした」。
このように語る生徒がとても多く、受験は決して孤独な戦いではなく、互いに切磋琢磨しながら全員で合格へと向かう「団体戦」なのだと改めて思います。

「人間、自分一人でできることには限界がある。だけど人と力を合わせると、不思議なことに不可能も可能に、夢も現実になっていく。だから、出会う人を大切にするんだよ」。
これは、かつてプロ野球の広島カープに在籍し、鉄人と呼ばれた衣笠祥雄さんの言葉です。
自分一人で学ぶことも大切ですが、他人から学び、良い部分を取り入れることでさらに成長できます。そして、一緒に学ぶ仲間が多ければ多いほど成長スピードは加速します。

春期講習会が終わり、いよいよⅠ期ゼミが始まります。春は新しい出会いがたくさんあります。新しい仲間やライバルとの出会いを大切にし、お互いに高め合いながら力強いスタートを切りましょう。