2016年と言えばオリンピックイヤー。様々なスポーツにおいて、国の代表選手が決まり、リオデジャネイロオリンピックへ向けて準備が進んでいるところですね。
少し前の話題にはなりますが、女子サッカーの日本代表「なでしこジャパン」が5大会中4大会出場しているオリンピックへの切符を逃しました。2011年にはW杯で優勝し、活躍が期待されただけに残念なニュースの1つでした。
その時に報じられるものは、「日本の力が弱まっている」とか「監督と選手の関係はうまくいっていたのか」など、だいたい自国の側から考えたものばかりでした。
今回、アジアから出場を決めたオーストラリア、中国の立場から考えてみると、なでしこジャパンはどのように映っていたのでしょうか。
どちらも強豪国ではありますが、最近の世界ランキングはオーストラリア9位、中国は17位で、4位の日本からすると下にいます。
今回の出場権をかけた争いの中で、日本は絶対に突破しなければならない相手だったはずです。「絶対に負けないぞ」という気持ちは、ひょっとしたらずっと上だったのかもしれないですね。その願いが現実となったわけです。
勝ちたいという気持ちを具体的に表現するのは、自らを鍛えることはもちろん、相手の想いや感情を考えてみることも大切だなと先生は感じました。
もし、中国やオーストラリアの選手たちが「絶対に勝ちたい」という気持ちで向かってくることをもっと理解できていれば、ひょっとしたら結果も変わっていた?かもしれません。
みなさんが、将来の夢を目指していくとき「何をどうすればよいのか」を考えますよね。
少し見方を変えて、「どんな人が求められているのか」を想像してみるとどうでしょうか。
・英語を使った職業に就きたい⇒どのように英語を使うことができればいいのか。
・人と接する仕事をしたい⇒どんな力をつけることが必要なのか。
立場を変えて見てみることで、今までになかった発想が出てきます。取り組むべき課題やこれからの具体的な行動もはっきりするはずです。
自らの夢の実現へ向けて、ぜひ考えてみてください。