日本の漢字の難しさや矛盾をネタに、「Why Japanese People!? Why!?(なぜなんだ日本人!?)」と絶叫する、厚切りジェイソンがテレビで人気ですね。
先生のアメリカ人の友だちも「日本の漢字を学ぶのは本当に大変だ」と言っています。「英語はアルファベットだけなのに、なぜ日本語は、ひらがな、カタカナ、漢字があるの」とも言っています。
日本の漢字が難しいと言われる理由の一つが、同じ読み方でも意味によって異なる漢字を使うことです。
例えば、話をきくの「きく」ですが、意味によってこのように漢字を使い分けます。
■話を訊く・・・上の者から下の者に問う。
■話を聞く・・・音声を自分の耳から受け入れる
■話を聴く・・・自分から熱心に耳を傾ける
同じ「きく」でも意味によって色々な漢字を使いますね。みなさんは普段の生活の中で様々な「きく」場面があると思いますが、それは、どの「きく」になっているでしょうか。すべてのことを、ただ無意識に「聞く」だけになっていませんか。
7月になりました。夏のティエラと言えば「講習会」と「合宿」です。普段の勉強とは違う、短期間での集中的な勉強が多くなります。大変な勉強の中で、みなさんにはぜひ、「聴く」姿勢を大切にしてほしいと思います。
講習会中は、先生の話に耳を傾け、しっかり聴いてください。そこに「集中力」と「積極性」が生まれます。合宿中は、班のメンバーの意見をお互いにしっかり聴きましょう。信頼関係を築く基本です。
講習会と合宿には、はじめてティエラに来る一般生もたくさんいます。その人たちに「ティエラの生徒は、授業にのぞむ姿勢から違うな」と思わせるぐらいの、最高の「聴く」姿勢を見せてください。この夏で、ワンランク上の自分へと大きく成長しましょう。