140221みなさんは、
男は敷居を跨げば七人の敵あり、という言葉を聞いたことがありますか?

男は社会に出たらたくさんの敵に会うという江戸時代に出来た言葉のようです。
ですが今の時代ならもちろん男女両方みんなに言えることですね。

今現在小・中学生のみなさんでも体験することでしょう。
部活に行ったり、試合に行ったりしたら勝たないといけない相手。
EXオープンや学校の試験でも、いつも負けたくない相手がいますね。
仲が良くてもまあ競い合ってる時は、敵と言えますね。

じゃあ先生はどうですか?
敵ですか?
そうですね、たくさん宿題出してきますからね。
これは戦いですよ。

何と戦うんですか?ノートを出して参考書を開いて戦っている相手は誰ですか?
何回も素振りをしたり、筋トレをしたり、走り込んだり、誰と戦っていますか?

先生はこう思います。
七人の敵も五人くらいまでは己の中にある。

練習しないで試合に勝って感動できるでしょうか。
何も勉強しないで100点だったらうれしいですか。

努力をした分だけ、
それは自分自身にどれだけ勝てたか、
言い訳と弱音をどれだけ打ち払い、
強い意志でがんばれたか。

その先にしか、自分が納得できる結果はつかめません。

140217ソチで開催されている冬期オリンピックが、いま話題になっていますが、2020年に開催される東京オリンピックも、今から楽しみですね。世界の人達が日本にいっぱい集まってきます。それはどんな光景なるのでしょうか。今回はそういうお話をしたいと思います。

世界の多くの人達は、「日本」「日本人」をどう思っているのか、というのがインターネットを見ればよくわかります。「日本が大好き」というのを「親日」「親日国」と言います。そういう国ってあると思いますか? どこの国でしょうか?

例えば、まずトルコです。トルコは日本を「親友」や「兄弟」と言ってくれています。詳しい話は次の機会にしますが、歴史的な「事件」をきっかけに、そういう関係となりました。また、サウジアラビアは日本を模範として、600の学校では放課後の掃除を子供たちがするようになったそうです。ヨーロッパではポーランドが親日ですね。 これも歴史的事件が理由(割愛します)ポーランドの人達の中には、日本人に生まれ変わりたいと言う人もいるそうです。アジアでは、タイ、ベトナム、インドネシア、ミヤンマー、それに南アジア地域のスリランカ、バングラデシュが親日的です。南アジア、東南アジアのほとんどの国が親日国ですね。「日本の文化、人がスキ」といってくれます。うれしいですね。

その中で、一つだけ紹介しましょう。バングラディッシュのことです。昔は、インドを挟む格好で、西パキスタン、東パキスタンと、地理的に二つに分かれた「パキスタン国家」でした。その東パキスタンが独立をしてバングラデシュになりました。だいたい独立の前には、独立運動という争いになるのですが、その独立運動の時に、日本が支援をしたというのが親日のキッカケです。あるとき、バングラディッシュの若者が着ているTシャツを見ました。そのTシャツの背中部分に大きく文字がプリントアウトされていました。
背中には英語で大きくヨコ書きで「JAPAN」と書いて いました。そして、それより少しだけ小さく、英単語が書いていました。
japan
一度、辞書で意味調べてみてくれますか?
「Joy」は?  そう、「喜び」
「Agony」は?  「苦しみ」かな。
「Pain」は?  「痛み」
「Aspiration」は?  「努力(大志)」
日本の国が、かつての敗戦から奇跡のような復興をしてきたのは、こういう言葉を通過したからと、バングラディッシュの人達は、自分たちに言い聞かせる意味があるというのです。さらに 、最後のNから今度は横書きで 、「Nothing is impossible」と英文が書いていました。翻訳すれば、「不可能なことは、何一つない」という意味です。日本に対するリスペクト(尊敬)がそういうTシャツを作り、それをバングラディッシュの人が好んで着ているのです。涙が出るほどうれしい話です。

東南アジアの人達に、日本人に対する印象を尋ねるインタビューでは、「頑強」「強い」とかが多いですね。その次くらいに、「勤勉」「やさしい」と言われることもあります。ヨーロッパの人もアジアの人も、「日本文化が好き」で、好きだから「日本語をわかりたい」といって一生懸命日本語を学習する人がいます。日本への強い関や愛着を持ってくれる外国の人たちがいます。だから日本人である私たちも、ただ、「英語を学べばいいことがある」というのではなく、私たちも外国を知り、知りたいから英語で話したい。そういう時代になっていくと思います。

ところで、ティエラでも英語学習は進んでいます。 
・トレジャーワールド合宿
・English Summer Training合宿
・アメリカトップ大学視察研修
・ラーンランニュージーランド
・ニュージーランド集中英語研修
私たちも、世界の人に負けずに、英語レッスンに燃えていきたいですね。

最後に、日本人の「強さ」について。今の私たちは「強さ」を分かっていない、または失っていたかもしれません。だからこそ「困難にたじろがない、一人で勉強は当たり前」そういう自分に磨いていきましょう。それは、周囲の人たちに「勇気を与える」ことにもなります。日本人でよかった、ティエラで学んでよかった、そう思えるように。

続きは、また次の機会にお話しします。以上です。

140210かさ。良くご存知の通り、雨の日の必需品ですね。雨が降ると思って持ち出し、予想が外れようものなら、邪魔で仕方が無い厄介なお荷物となります。現代では、雨降りの日であっても、アーケードや地下道などのおかげで、それ程雨に当たらずにやり過ごせることも多いです。

余談ですが、日本では元来、傘(笠)は天から降る魔をよけるための道具として貴族に使用されたそうです。また、大きなお祭りのテーマであったり、妖怪のモチーフに用いられたりと、精神世界の何らか動きを表現する際に登場することも多いですね。それにしても、傘お化けって、とびっきり面白い姿ですね…。

「傘を見ればその人の将来が見える」という話があるそうです。ここでいう傘とは、傘布が開かれた状態ではなく、閉じられた状態をいいます。レストランや、ホテルなどのクローク(荷物を預かってくれるところ)で、お客さんの荷物を受け取る仕事をしているプロがそう言うそうです。

永く他人様の物を預かる仕事をしながら得た経験則として、傘布をきちんと巻いて、閉じた状態の傘が美しく保たれている人の将来は明るい、つまり成功する確率が高いのだそうです。ちなみに、傘の正しい閉じ方とは、傘布の端を1枚ずつピンと張りながら丁寧に巻きつけていき、巻いたときに全ての布が等間隔で並行に並んで見える状態で止めるのです。難しくてそう簡単にはできません。なおかつ可能な限り細く巻かれておれば、より美しい傘だそうです。昔のイギリスには傘巻きを仕事にしていた人が居たというくらい、閉じて巻かれた傘の姿こだわっていたらしいです。ちょっと想像できませんね…。

このお話、傘そのものがきちんとした状態であるから、その人の将来は明るいということなのでしょうか…。じゃあ、極端に言えば傘さえきちんと巻いていれば…。となってしまいますね。もちろん、そんな話ではありません。

実用一辺倒に思える傘、「使えればどうでもいいでしょ」と言いたくなる傘。そんな傘を丁寧に使おうとする心こそが、「将来が明るい」とされる理由でしょう。そして、統計的に見てその通りになる事が多かったのでしょう。

先生たちは、「机の上を片付けましょう」 何度となくこんな号令を掛けたと思います。その時に皆さんは思いませんでしたか。「机の上が片付いていても…」と。確かに、ただ机の上が片付いているだけでは、成績なんて上がるわけはないですよね。大切なのは、片付けながら何を思うかです。

机の周りや引き出しの中にある、場合によっては散乱している、参考書や学校の教科書、ノートや筆記用具などを1つずつ、丁寧にあるべき場所に整理しながら、「今後この机で勉強するときには、同じように細かな事柄も1つずつ丁寧に勉強しよう」と心に決めていきましょう。ついでに、自分の鞄の中から部屋の隅々まで、色々な思いを込めながら掃除してみてはどうでしょうか。

まもなく春、新年度がスタートします。学校の教科書をはじめ、色々な物が真新しくなることも多いでしょう。そんな時期を間近に控えて、一度本気で、自分の精一杯の心を込めて身のまわりの整理をしましょう。

傘布の1枚1枚を丁寧に巻きつけるように…。

えっ? そんなことまでするのですか?

そう、そんなことまでするのです! せっかくの春を、今までで一番やる気の満ちた春にするためにするのです!

さあ、今度こそ本当に机の周りを整理しなさい。

あっ、傘も大切にしましょうね。教室に持ってきた傘、絶対に忘れて帰らないでね。

少し古い話題になりますが、昨年の夏の全国高校野球選手権で群馬県の前橋育英高校が優勝しました。
その前橋育英高校野球部のスローガンが「簡単なことを丁寧に」「自律・自立」「凡事徹底」であるということを新聞記事で読み、ネットで調べてみると以下のように野球部を紹介していました。
『「チーム作りは人作り」ということで、人間教育を大切にしている。普段の生活、授業態度など、野球以外の時間も大切にし、週1回のボランティア活動(地域の人たちと清掃活動など)も行い、学校からも地域の人たちからも愛される野球部作りをしている。』
さらに「インコースを打てるようになる前にトイレをきれいにしろ!」「毎朝、15分のごみ拾いをきちんとしている」といった指導も紹介されていました。

こういう「誰にでもできるあたりまえのことを徹底して誰よりも続けること(凡事徹底)」が重要で、そういう中味の濃い平凡なことをしっかりできるのが“本物”であるということです。
そして、まさにそれが本物であるということが昨年の夏の全国優勝という形で証明されました。

みなさん、どうでしょうか。
勉強も含め、身の回り、すべてのことを丁寧にしていますか。
簡単なことだからということで、適当にやっていませんか。
「まあ、いいか」という気持ちで物事をスルーしていませんか。

イチロー選手も「夢や目標を達成するにはひとつしか方法がない。それは小さなことを積み重ねること。」と話しています。

3月(4月)から新年度がスタートします。
“凡事徹底”を意識し、この1~2ヶ月で自分の取り組み方を固め、良いスタートを切れるように準備しましょう。
受験生の人たちも今一度、目の前の問題に“丁寧に”を意識して取り組んでみてください。得点力が変わってくるはずです。