みなさんは、激しい運動の後、筋肉痛になった経験があると思います。

知っているでしょうか。
筋肉痛になったとき、一番やってはいけないこと。それは、マッサージらしいです。
先生がこのことを聞いたのは、高校生のときでした。
それまでは、筋肉痛をやわらげるために必死にマッサージを繰り返していたため、ショックを受けたという記憶があります。

筋肉痛は、負荷をかけて筋肉を伸ばしたときに、筋肉がパンパンに伸びきってしまい、一部の筋組織が破損することによって起こると言われています。
(実は、医学的に完全に原因がわかっていないようです。)

そして、過負荷を与えて1~2日後、肉体はもとの状態に戻ろうと回復を始めます。
ここが、肉体の神秘。
過負荷を与えられた筋肉は、回復の過程で、もとの状態よりも大きくなっていくのです。
これを「超回復」と言います。
しかし、超回復は一時的なもので、1週間もそのままにしていると、もとの状態に戻ってしまいます。
そうならないために、超回復によって筋肉が大きくなった状態で、さらにトレーニングをすることが、筋肉を大きくするために必要になります。

最初に書いた通り、筋肉痛になったときのマッサージは、伸びきって超回復しようとしている筋組織を圧迫し破壊していくことであるため、やってはいけないのです。
運動後、筋肉痛になる前のマッサージならば効果的みたいですよ。

以上をまとめると、筋肉は「過負荷による破損」と「超回復による修復」によって大きく成長していくということです。

みなさんも、教室の先生から似たような話をきいたことがありませんか?
筋肉だけでなく、人間が成長していくうえで「負荷」は絶対に欠かせないことです。
「負荷」に絶えることで、今まで以上の自分に成長していきます。

もうすぐ入試が始まりますね。
「負荷」と「超回復」を繰り返し、志望校合格に向けて頑張りましょう。

みなさんは後悔したことはありますか?
「ああしとけばよかった」「こうしとけばよかった」と思うことは多かれ少なかれあると思います。

実は後悔の種類も2種類あるのです。

1つは「やって後悔する」パターン。
こちらはかなり少ないです。
もう1つは「やらずに後悔する」パターン。
はっきり言ってこのパターンが明らかに多いです。

先生たちのような大人になってからの後悔は100%と言っていいくらい「やらずに後悔する」パターンですね。
「高校時代にもっと勉強しとけばよかった」
とは、先生の高校の先輩である、秋山幸二(SOFTBANKS監督)さんのコメント。

でも、このようには考えられませんか。

実は先生たちもみなさんも、本当は80歳90歳のおじいちゃんやおばあちゃんで、「若い頃にもどりたいなぁ」「もどれたらつらくてもあれこれやりたいなぁ」と思っていたら、神様が「たった1回の魔法」をかけてくれて今の自分にしてくれているのだとしたら。

究極のプラス思考でしょうが、このように考えられたら今の自分は一生懸命頑張るしかないですね。
多少きつくてもつらくても頑張るしかないです。だってせっかく神様がくれたたった1回のやり直すチャンスをムダにはしたくないですから。

これから特に受験生は大事な時期を迎えますが、「たった1回の魔法」を生かすために、やれることは全てやりつくして受験を迎えて欲しいですね。

当然、先生たちだって一生懸命頑張ります。
みなさんも一緒に頑張りましょう!
未来のおじいちゃんやおばあちゃんが後悔しないように。

オープンテストも終わりました。結果が気になるところですが、まずは「よく頑張ったと!」と伝えておきます。『まだ結果がでていないのに・・?』と思う人も多いと思いますが、実は最近、「テストは受けたくない!」という声をよく聞きます。
『私も・・』 「こらこら!」

ごく当たり前のことかもしれませんが、理由をちょっと考えてみました。
実力テストと呼ばれるものは、今まで習っているところから、ほぼ1年分の範囲の内容で出題されます。
いつもの学校のテストとは大違いですね。
つまり、広い範囲のテストとなります。

また、受験した人の中で点数が高い低いを比べていきますので、受験した人全員の中での順位をはっきり出すようにつくられています。
難しくいえば、“相対評価での成績判定”なんです。
そのため、テストの平均点がやや低めに設定されています。当然、いつもの学校のテストより低い点数がでやすいです。それに学校の教室とは違う試験場でのテストの場合も多いですから。いつもの力が出しづらいですね。

以上のことから、当然いつもよりよくない点数がでがちで
(こどもたちも)・・・・「おこられるから、うけたくない!」
(保護者も)・・・・・「いらいらするから、みたくない!」

しかし、
①広い範囲のテストとなります
②平均点がやや低めに設定されている
③学校の教室とは違う試験場でのテストです

これは、入試問題の持つ共通の特徴です。つまり、乗り越えねばならないものです。
成績結果は現在の到達度をみるだけでなく、今、どこを何をやればいいのかを、教えてくれるのです。
×を○にすれば、必ず学力アップです。おお!学力アップ!
(これほど明確な勉強はないなー)

わかってますよね、こんなこと。
さあ、やり直しだ!

『勝ち方にこだわれ』これは、先生の師匠の言葉です。
先生は、柔道をやっていて中学生になるくらいからこのことを徹底して言われ続けてきました。

この師匠というのが、今では、ありえないくらいの超がつくスパルタの人でした。何か叱る時は、言葉の前にまず手が出るのが当たり前、いつも叩くから手が痛かったのでしょう何時からか竹刀で殴られるようになりました。その竹刀(今では、何代目か分かりませんが・・・)いつも傍らに置いてありました。
実際、先生の先輩の中からオリンピックの金メダリストや世界チャンピオンなどが出ています。これだけ書けば、ものすごいように聞こえますが、正直ここまでしないと70手前のおじいさんが、いろんな意味で元気な小中学生を指導していくことはできなかったのでしょう。

先生自体は、今では考えられないくらい体が小さかったこともあり、はっきり言って強くはありませんでした。だから、はじめは試合に出ても勝てません。時が経って少しずつ勝てるようになりました。何時の頃からか勝って報告に行っても『ゲンコツ』を貰ってその場に正座して叱られるようになりました。もちろん先生だけではなく、みんな同じ状況でした。

その頃は、正直『勝ったから別に良いじゃん!! じゃ〜どんなにすれば良いの?』って思っていました。だったら、『すげ〜悔しいからもっと強くなってやる〜』と思いながら、毎日練習していたことを覚えています。

ある時、子どもたちに昔話をしながらこのように言われていました。
『勝って』喜ぶだけなら誰でもできる。勝つことで成長しないと意味がない。そのためには、どうしたらもっと良くなるのかを研究し、その技術を磨いていかなければならない。浮かれていたらそんなことをしないでそのままになってしまい、気づいた時には遅い事だってある。この話を聞いて今までのことがようやく一本の線につながったことを感じました。

この事は、みんなに置き換えることができるのです。
ティエラEXオープン模試があります。
みんなは、テストを受けて、そのあとどうしてますか?
テストの後、よく聞くのが、『あれができなかった。ここがどうだった』ということです。
そう言っているときに一体何をしているかです。
ほとんどの人が、友達や先生と話す際に言っただけで終わっているのではないですか?
本当に大事なのは、その時にどう思ったかだけではなく、その思ったことを次に活かして行くためにどのようなアクションを起こし、どう変わっていったかが大事なのです。

テストの結果よかったとしても、その時に点数が良かったってことで喜んでいるのではなく、次に向けてどうしたらもっと良くなるのかを意識して成績データから自分の苦手分野を得意へと変えるために家庭学習を行い、得意分野は、どんな時でも同じような問題に接しても解けるように磨いていくことで、自分の武器となるように準備していくことが大事なのです。

このことができていないと本当に大事な勝負の時に重大なミスをしてしまうかもしれないのです。

受験生にとっては、このオープンテストを含めて、このような試験は本番までに何回も残っていません。だからこそ『勝ち方』にこだわったテストにしてください。