勇気には「強くある」という意味に加えて、「あえてする」という意味があるようです。「あえて」という言葉を漢字で書くと「敢えて」となります。つまり勇敢の「敢」と同じです。これは、自分の前に障害や困難があったとしてもそれを承知で(あえて)やってみることを言っています。
また、勇気ある強い気持ちを持っている人は、常にその先にある成功に目を向けることができています。障害を乗り越えたその先にある成功をより現実として描けているので、立ちはだかる壁がどんなに高くても前に進むことができます。
受験生は今まさに高校入試という壁(困難)にぶち当たっています。これまでの間、数々の壁に直面し、乗り越えてきたからこそ立てる舞台です。思い切って挑んでもらいたいと思います。
これから受験を迎える生徒たちも、これから何かしら壁にぶち当たります。やってもやってもなかなか成績が上がらなかったり、やる気が全然沸かなかったり、また勉強以外の悩みを抱えたりと経験する障害は様々です。でも勇気があれば、壁の向こうにあるものに目を向け果敢に挑むことができます。
ひとつ壁に直面するたびに、そびえ立つ壁の高さに目を向けるのではなく、壁の向こうにある成功や希望に目を向けなさい。そして前に進みなさい。それができる人は、「勇気」のある人です。